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共働き夫婦が幸せになる家づくり

第1回 共働き夫婦が幸せになる家とは?

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 現代の共働き家庭ならではの住まいづくりとは?
 「共働きスタイル研究家」のタブチキヨシさんがノウハウを伝授します。

 (タブチさんの略歴は最終ページ文末に)


新たな家族のかたちに合わせ、家も変わるべき

 一昔前、女性は結婚すると「家に入る」のが当たり前の世の中でした。しかし、時代は変わり、1986年に男女雇用機会均等法が施行され、1990年代に男性のみ働く世帯を共働き世帯が上回って以来、共働き世帯は増え続けています(総務省「労働力調査特別調査」「労働力調査(詳細集計)」)。


 さらに、2012年に誕生した第2次安倍内閣が、女性の活躍支援を日本の成長戦略の中核に据えました。女性にとって働きやすい環境が一気に整えられていく期待が世の中に高まっています。女性が結婚・出産後も子育てしながら働き続けることが当たり前の時代は、意外と早く訪れるのかもしれません。


 ところが、夫婦のあり方や社会情勢は変わっているのに、住宅は変わっていない。近年、私は「家が、現実の暮らし方にフィットしない単なる箱型の売りものになっているのではないか」という懸念を持ち始めました。家も、共働き世帯に合う新しい姿に変わっていくべきだと思っています。


共働き妻の最優先事項は「家族」

 では、結婚・出産後も働く女性にやさしい住まいとは、どんな家なのか──。「共働き女性を応援する家」を考えるにあたり、250人の働く女性にアンケートを実施しました。理想の住まいへの思い、家事に関する悩み、現在の暮らしへの不満などをうかがい、共働き女性に求められている住まいを分析したのです。

<調査概要> 総合建材メーカーの特定ショールーム来場者のうち、共働き女性に手渡しでアンケート記入を依頼。250の回答を得た。調査時期は2013年9月20日~11月3日


 その中でいちばん驚いたのは、共働き女性が常に「家族にとっての心地よさ」を考えている、ということでした。たとえば、「住まいを選ぶ際に重視する空間」を尋ねたアンケートQ1の1位は、自分が長い時間を過ごす「キッチン」ではなく、家族団らんの場所である「リビング」です。また、「住まいを選ぶ際に重視するポイントは何か」をきいたQ2では、家事動線よりも「日当たり、風通し」を選んだ人のほうが多かった。これらの回答からは、共働き女性は決して自分本位ではなく、家族への愛や母性がより強く出ていることが見てとれます。Q2で2位だった「家事のしやすさ」への要望も、自分が楽になりたいというより、家族との時間をつくりたいというのが一番の理由でしょう。


 家族がくつろげる広々としたLDK、家族が健康に暮らせる日当たり・風通しのいい家。そんな住まいへの高いニーズが浮かび上がりました。


Q1. 住まいを選ぶ際に重視する空間を教えてください。

働く女性は、日中に家を空けていてリビングで過ごす時間が少ないはずですが、「リビング」が1位に。

Q2. 住まいを選ぶ際に重視するポイントを教えてください。

「家事のしやすさ」より「日当たり、風通し」が上回るなど、家族の健康や安全を第一に考えていることがうかがえます。

 >>次ページ 現在の住まいへの不満、「収納」が大半


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