月例マンション動向(首都圏)
不動産情報サービスのマーキュリーによる、1都3県のマンション供給予想・実績データと分析。
物件数は増加、戸数は減少・2012年5月の予測
< 調査結果 >
不動産情報サービスのマーキュリーの調べでは、2012年5月に首都圏で新築マンション108物件、8548戸(総戸数ベース)の新規物件の発売が予定されている。前月比で物件数は17%増だが、総戸数では12%減。
エリア別で見ると多い順に、東京23区が4445戸、横浜・川崎が2051戸、埼玉県が1149戸、千葉県が594戸、東京都下が309戸。前月比では横浜・川崎と埼玉県が増加、その他のエリアは減少となっている。
神奈川県下エリアでの新規発売予定はゼロだった。2005年11月の集計開始以来、予定物件数ゼロのエリアが出たのは、2009年12月予測で千葉県がゼロを記録して以来2回目のことで、大変珍しい。
< 分析 >
当月の集計値を見て特徴的なのは、前月比で物件数が16物件増加した一方、総戸数では1194戸減少していることであろう。これは、前月まで予定物件として挙がっていた総戸数1000戸前後のメガマンションが、4月に3物件、相次いで販売開始され、リストから消えたからである。その3物件とは、ブリリア多摩ニュータウン(1249戸)、ブリリアシティ横浜磯子(1230戸)、ザ・パークハウス晴海タワーズクロノレジデンス(883戸)である。
さて、今回は新規販売予定物件数を行政区別、最寄り駅別で集計し、ランキングを作成した。1行政区に10物件以上の予定物件が重なることはあまり例がなく、同じく1駅に4物件の予定物件が重なることも珍しいケースだ。
<行政区別>
1位 杉並区(11物件)
2位 世田谷区(8物件)
3位 中央区(7物件)
4位 江東区、墨田区(5物件)
上位5行政区だけで、全体の3分の1を占めている。
<最寄駅別>
1位 西荻窪(4物件)
2位 上大岡(3物件)
2位 入谷(3物件)
4位 高円寺、高井戸、駒沢大学、経堂、豊洲、小伝馬町、人形町
西巣鴨、綾瀬、浦和、北浦和、与野(2物件)
西荻窪~高円寺のJR中央線沿線、入谷~小伝馬町~人形町の日比谷線沿線、浦和~北浦和~与野のJR京浜東北線沿線の近接した駅間で、1駅に複数物件が重なる供給が控えていることが分かる。
行政区別・駅別で特筆すべき偏りが見られた場合は、今後もランキングを取り上げることにしたい。
※集計は2012年4月24日現在の数字

(注)都心7区は、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、渋谷区、豊島区を指す。
■物件別供給戸数上位20
|
★は新規登場物件
(それ以外は販売予定先延ばし物件)
[2012/4/25 提供:マーキュリー]
マーキュリー
不動産専門の情報サービス会社。「2万9500物件、190万戸(2010年3月時点)の分譲マンションデータや物件パンフレット」「賃貸物件データ」「平均世帯年収を含む統計データ」「地質データ」などを保有。電子地図を活用して不動産に関する各種情報を提供している。
マーキュリーのホームページ http://www.mcury.jp/
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