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業界紙出身のベテラン記者・牧田司氏の独自取材記事。街づくり、団地再生、震災復興などがテーマ。愛情あふれた辛口コメントに注目です。本コーナーの記事内容に対するお問い合わせは「RBAタイムズWeb版」までお願いします。

県知事賞に小林建設、高校生の作品も入賞 埼玉県環境住宅賞

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「第4回埼玉県環境住宅賞」表彰式

 埼玉県住まいづくり協議会は12月22日、埼玉県が後援する「第4回埼玉県環境住宅賞」表彰式を実施した。応募92作品の中から、今回創設の埼玉県知事賞に「ツクル時もツカウ時も環境に負荷を与えないイエ」(小林建設)を選んだほか、優秀賞4点、20周年記念賞2点、入選10点、奨励賞8点を選んだ。


 知事賞を受賞した作品は、埼玉県長瀞町に今年6月に竣工した124平方メートルのロフト付き平屋建て住宅で、「環境に負荷を与えたくない、自分の山の木を使いたい、地産地消したい、一生に一度の家づくりだから記念になるものを」すべて盛り込んだのが特徴。薪ストーブも設置されている。


 小林建設の担当者は「環境意識が高い施主だったから実現した」と受賞の喜びを語った。同社は昨年の最優秀賞に続き、2年連続の最高賞の受賞。


 審査委員長の三井所清典氏(日本建築士会連合会会長)は、「埼玉県住まいづくり協議会は今年で20周年を迎えるが、継続して素晴らしい活動を行ってきた」と称え、「賞の部門は5つあり、建築専門でなくても、関心を持てば埼玉県の人すべてが(受賞の)チャンスがある。今回はパッシブデザインなど健全な提案が多かった」と総評した。


 受賞作品は公共団体などで展示される。


知事賞を受賞した小林建設

三井所氏

◇     ◆     ◇


 三井所氏が高く評価したように、受賞した作品はみんな力作ぞろいだ。ただ、配布された資料はA4の1枚に1作品が紹介されているもので、記者には字が小さすぎて読みづらいのが難点だ。


 一つひとつ詳しく紹介できないが、昨年に新設された学生部門の作品を紹介する。


 優秀賞に選ばれたのは、「光と風の家」をテーマにした埼玉県立春日部工業高校の池田茜さんの作品。三井所氏も絶賛した。


 1階の約20坪の平面図は東西に2分されており、中央部分は南北方向に幅約2mの「土間」が配置されている。土間は家族だけでなく、地域住民にもコミュニティの場として開放される空間だという。


 このほか、入選・奨励賞を受賞した県立大宮工業高校の大西実恵さんの「北側にある快適な家」、同校・長谷川愛さんの「竹の大切さを忘れない」、同校・井島祐紀さんの「家族でつくる木炭の家」、県立川越工業高校の赤岩春紀さんの「振動で発電する家」、県立春日部工業高校の大島優衣さんの「窓の位置から見直す住宅」も発想が面白い。


 「格子」「土間」「木炭(樫)」「竹」などをデザイン・素材に扱うところなど隈研吾氏そっくりだ。日の当たらない家に太陽光を取り入れるとか、鉄道や道路の震動を電気に変えるというのもひょっとしたら実現するかもしれない。(太陽光採光住宅は商品化されている)


春日部工業高校の大島さん(左)と池田さん

[2016/12/23 提供:RBAタイムズWeb版]

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RBAタイムズ 牧田司

第三企画(東京・新宿)が発行する住宅・不動産業界情報紙「RBAタイムズ」編集長。記事の大半を自身で取材・執筆している。月1~2回の紙面発行に加え、「RBAタイムズWeb版」で随時ニュースを配信中。紙面は住宅・不動産業界の親睦と発展を目的に業界関係者に無料配布しているが、広告を一切掲載せず、(第三企画も含めた)特定企業の利害にとらわれない編集方針をとっている。


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