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住宅最前線 こだわリポート

業界紙出身のベテラン記者・牧田司氏による分譲戸建てやハウスメーカーの新製品情報。愛情あふれた辛口コメントに注目です。本コーナーの記事内容に対するお問い合わせは「RBAタイムズWeb版」までお願いします。

価格に見合う価値あり 「グランフォーラム石神井公園」

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「グランフォーラム石神井公園」

 コスモスイニシアが12月中旬に分譲する戸建て 「グランフォーラム石神井公園」〔資料請求する〕 を見学した。石神井公園駅から徒歩5分の高台・風致地区に位置する全8戸で、うち4戸は1億円を超えるが価格に見合う価値のある物件だ。ゆったり敷地をとり、メーターモジュールの廊下・階段、天井高3.2~3.8mの2階リビング、全居室床暖房を採用するなど商品企画が優れている。


 物件は、西武池袋線石神井公園駅から徒歩9分、練馬区下石神井3丁目の第1種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率100%)に位置する全8戸。敷地面積は114.01~180.00平方メートル、建物面積は96.47~132.90平方メートル、価格は9,000万円台から1億3,000万円台。竣工時期は平成28年9月下旬~12月下旬。施工は西武建設。構造・工法は木造(在来)・2階建て。


 現地は邸宅跡地で、隣接地も従前の土地所有者の自然林が広がっている高台立地。駅から現地までのアクセスは2通りあり、駅からフラットなほぼまっすぐな道を通っていくのが一つ、もう一つはなだらかな坂を下って石神井公園・石神井池を見ながら高さ4メートルくらいの坂を上っていく方法だ。


 配棟計画は、電線を地中化、全8棟のうち7棟の道路は透水性のインターロッキング舗装の私道とし、コモン的な空間を確保している。また、高台立地を生かし、2号棟と3号棟は石神井公園側から約4mの専用階段を上っていけるようにしているのが特徴だ。


 商品企画では、2号棟と3号棟は玄関をゆったりとり、廊下・階段はメーターモジュールを採用。床は大理石、壁はタイルを多用。玄関収納カウンター、キッチンカウンターなどはフィオレストーンを採用。全棟2階リビングで、全居室に床暖房を設置。セミオーダー型のデコレーションサービスも受けられる。


5号棟リビング

5号棟リビング

1号棟玄関

◇     ◆     ◇


 間違いなく価格に見合う価値のある戸建てだと思う。立地、ランドスケープデザインがいい。背後の自然林からは小鳥のさえずりが聞こえ、四季の移ろいを感じさせてくれるはずだし、近くを流れる石神井川沿いの「桜並木は上野のサクラに負けない」と地元居住者は言う。7棟が共有する私道部分はコモンスペースとしての役割を果たす。電線地中化もいい。


 なによりうれしいのは、2号棟、3号棟のみだが、玄関が広く、廊下、階段がメーターモジュールになっていたことだ。メーターモジュールは20年前くらいに流行り、都市型戸建てでもどんどん採用されたが、その後、ほとんど姿を消した。尺モジュールと比較すればその良さがわかるはずだ。これからもどんどん挑戦してほしい。


 全室に床暖房もいいが、やるならキッチンもそうしてほしかった。洗面室も同社のマンションと同じタイプで優れている。床材・面材に大理石やフィオレストーンを多用してグレード感を演出しているのもユーザーには評価されるはずだ。


隣接地の“借景”

3号棟専用階段から見た借景

◇     ◆     ◇


 問題は、この物件特性・良さをどうアピールするかだ。“コスモスイニシア”も“グランフォーラム”もこのエリアではマイナーだ。ありきたりの広告では埋没してしまうのは必至だ。間違っても「丘に住まう」「静謐(せいひつ)の丘に」などの手垢(てあか)にまみれたコピーを使ってはならない、と思いパンフレットを見たら「森を抱く丘邸。」とあった。これも五十歩百歩ではないか。


 記者なら西部エリアの主だった戸建てを地図上に落としこんだチラシを作り、「どこにも負けません」とうたう。不動産公取協から根拠を示せと言われるから「メーターモジュールの廊下・階段」「リビング天井高3.2~3.8m」とする。同業からは反発されるが、価格の安さを競う市場から質で勝負市場へ変換するためには思い切った比較広告は有効ではないか。


この物件の間取り図を見る/資料請求する(無料)


石神井公園

[2016/12/3 提供:RBAタイムズWeb版]

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RBAタイムズ 牧田司

第三企画(東京・新宿)が発行する住宅・不動産業界情報紙「RBAタイムズ」編集長。記事の大半を自身で取材・執筆している。月1~2回の紙面発行に加え、「RBAタイムズWeb版」で随時ニュースを配信中。紙面は住宅・不動産業界の親睦と発展を目的に業界関係者に無料配布しているが、広告を一切掲載せず、(第三企画も含めた)特定企業の利害にとらわれない編集方針をとっている。


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