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業界紙出身のベテラン記者・牧田司氏による分譲戸建てやハウスメーカーの新製品情報。愛情あふれた辛口コメントに注目です。本コーナーの記事内容に対するお問い合わせは「RBAタイムズWeb版」までお願いします。

この冬一番の寒さの中、世界水準の断熱を体感「浦和美園 E-フォレスト」

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「浦和美園 E-フォレスト」(中央住宅)

 ポラスグループの中央住宅(21区画)、高砂建設(6区画)、アキュラホーム(6区画)からなる全33区画の 「浦和美園 E-FOREST(フォレスト)」〔資料請求する〕 を12月16日に見学した。来年3月の街びらきを目指し建築中だが、間違いなく素晴らしい街になる。売れ行きも総じて好調だ。


 物件は、埼玉高速鉄道浦和美園駅から徒歩6分、さいたま市緑区下野田弦巻に位置する全33区画。土地面積は約150~194平方メートル、建物面積は100平方メートル前後、価格は5,000万円前後が中心。入居予定は来年3月。


 10月から分譲が始まっており、中央住宅は全21区画のうち18区画が、アキュラホームは第1期3区画のうち2区画が、高砂建設は6区画のうち2区画がそれぞれ販売済み。工法はいずれも在来工法。


 「E-FOREST」の「E」は「ecologe(エコロジー)」「enjoy(エンジョイ)」「energy(エネルギー)」「echo(響きあう)」の頭文字からなり、「FOREST」には3社の住宅を集合体としての「FOREST(森)」として次世代に継承する意味が込められている。


 UA値が0.46以下の世界基準の超高断熱設計、創エネ&省エネ、電線・通信地中化、コモンスペース、フード&グリーンワークショップ、後述するUDCMiとの連携などが特徴で、首都圏では「柏の葉」「浦安」「神奈川(横浜)」とともに国が先駆的な取り組みを支援する「地域活性化総合特区」に指定されている。


 各社の住宅は、最低敷地規模、壁面後退距離、隣棟間隔などを定めた地区計画のもと、基本断熱性能、樹脂サッシ、給湯設備などを共通標準装備としたほかは、独自の商品企画となっている。


 中央住宅の住宅は、コモンスペース「つなぐ庭」を中心に配し、「木肌のリビング」「森のダイニング」の木の素材系と「スタジオキッチン」「アトリエリビング」の空間系の4パターンのプランで構成。「つなぐ庭」は2016年のグッドデザイン賞を受賞した。


 高砂建設の住宅は、地元埼玉県の西川材を用いた外断熱二重通気工法が特徴。家全体を温度差のない環境に保つ健康住宅。


 アキュラホームの住宅は、ママ家事ラクを考慮した玄関・ダイニングキッチン・洗面室・浴室の回遊動線のほか、欄間窓を通じた空気の対流、収納率の高さなどが特徴。


「浦和美園 E-フォレスト」(高砂建設)

中央住宅の「つなぐ道」(ピンコロ舗装と天然石を配した植栽枡のコミュニティ道路は全世帯で共有)

◇     ◆     ◇


 この日、外気温は9度。記者は「年内はコートを着ない」とやせ我慢をずっと張っており、震え上がった。


 アキュラホームの戸建てを訪ねたのが15時前。玄関に入った途端、温かい空気が全身を包んだ。リビングはもちろん、キッチンも風呂もトイレも2階の居室も約109平方メートルの住宅内の体感温度は一緒だった。


 同社営業推進部・横手宏光氏によると、「エアコンは1台のみ。ここに昼ごろ着いて設定した温度が24~25度。欄間の窓などを通じて空気を対流させているので住宅全体を一定温度に保つことができる。窓にはカーテンをまだ付けていないので、付ければさらに効果は高まる」と話した。


 これこそが「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会(HEAT20G2)」によるさいたま市版のスマートホームだ。冬季に暖房が切れても室温は15度を保ち、13度を下回らない超高断熱の設計になっているという。世界基準のUA値は札幌とほぼ同じ0.46というのが「E-FOREST」だ。


 やせ我慢を張ったおかげで、スウェーデンや北米の世界水準のスマートハウスのありがたさ体感することができた。


「浦和美園 E-フォレスト」(アキュラホーム)

欄間付きドア(奥)

◇     ◆     ◇


 「スマートシティさいたまモデル」を国内外に発信・展開するために昨年発足したのが「美園タウンマネジメント協会」で、駅前にある「アーバンデザインセンターみその(UDCMi)」だ。


 構成メンバーはさいたま市のほか、慶大、工学院大、芝浦工大、東京電機大などの大学とイオンリテール、セコム、日本IBM、積水ハウス、大和ハウスなどの民間、さらには中央住宅、アキュラホーム、高砂建設などが加入する埼玉県住まいづくり協議会など30を超える。


 この種の官・学・民連携のタウンマネジメント組織は、千葉県柏市の「柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)」が先行して精力的な活動を行っている。「UDCMi」も負けないよう頑張ってほしい。「美園エリア」の街づくりの成否のカギを握っているのは「UDCMi」だと思う。


 今年3月開催のこのプロジェクト発表会の記事もぜひ読んでいただきたい。そのときは具体的なことはほとんど発表されなかったので「『日本一の街』になるかは保留…」と書いたが、この日(12月16日)は寒さに震えあがりながらも素晴らしい街になると確信した。


この物件の間取り図を見る/資料請求する(無料)


モデルハウス(高砂建設)

モデルハウス(中央住宅)

モデルハウス(アキュラホーム)

[関連記事] 「日本一の街」になるかは保留 「美園スマートホーム・モデル街区」 (2016/3/19)


[2016/12/17 提供:RBAタイムズWeb版]

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RBAタイムズ 牧田司

第三企画(東京・新宿)が発行する住宅・不動産業界情報紙「RBAタイムズ」編集長。記事の大半を自身で取材・執筆している。月1~2回の紙面発行に加え、「RBAタイムズWeb版」で随時ニュースを配信中。紙面は住宅・不動産業界の親睦と発展を目的に業界関係者に無料配布しているが、広告を一切掲載せず、(第三企画も含めた)特定企業の利害にとらわれない編集方針をとっている。


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