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業界紙出身のベテラン記者・牧田司氏による新築マンションのモデルルーム訪問記。愛情あふれた辛口コメントに注目です。本コーナーの記事内容に対するお問い合わせは「RBAタイムズWeb版」までお願いします。

隈研吾氏デザイン “グランデ”首都圏第1号「ジオグランデ元麻布」

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「ジオグランデ元麻布」完成予想図

 阪急不動産が分譲中の 「ジオグランデ元麻布」〔資料請求する〕 を見学した。六本木ヒルズから徒歩5分、中国大使館の裏手の“隠れ家”的な立地で、デザイン監修は隈研吾氏。同社の最高峰ブランド“グランデ”を冠した首都圏第1号マンションだ。


 物件は、東京メトロ日比谷線六本木駅から徒歩9分・広尾駅から徒歩11分、都営大江戸線麻布十番駅から徒歩11分、港区元麻布3丁目に位置する地下1階地上5階建て全19戸(うち非分譲6戸)。第1期2次(3戸)の価格は1億9,500万~5億1,800万円、専有面積は97.33~157.62平方メートル。坪単価は800万円台の半ば。竣工予定は平成29年12月下旬。施工は鴻池組。設計・監理は日建ハウジングシステム。外観・共用部分のデザイン監修は隈研吾氏。モデルルームのインテリアはカン・デザイニングオフィス(鈴木ふじゑ氏)。販売代理は三菱地所レジデンス。


 現地は、テレビ朝日通りから一歩入った中層マンションなど立ち並ぶ住宅街の一角。敷地南側は中国大使館で、2007年竣工の三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス元麻布」(坪単価755万円)に隣接。用途地域は第二種住居地域。


 建物は1階が住戸3戸に共用部分など、2~3階がそれぞれ5戸、4階が4戸、5階が2戸の構成。


 モデルルームは設置しておらず、カン・デザイニングオフィスによるリビングダイニングキッチンと洗面・浴室のコンセプトルームがある。


建築中の現地(右後方に見えるのが三菱地所レジデンスのマンション)

◇     ◆     ◇


 隈氏がこれまでデザイン監修したマンションは4物件ある。三井不動産レジデンシャル「神宮前」「神楽坂」「赤坂」と東京建物「池袋」だ(賃貸は「東雲」がある)。今回が5棟目だ。


 これまでと比べ規模が小さく、実際に完成してみないと何とも言えないが、日経新聞に全国版の全面広告を出したため関西方面からの問い合わせもかなりあるという。


 同社はじっくり売る戦略だと読んだが、“グランデ”を冠し、設計・監理に日建ハウジングシステムを起用しているように、かなり力の入っていることがコンセプトルームをみても伝わってくる。


 鈴木ふじゑ氏がインリアを担当したモデルルームは数え切れないほど見てきたが、今回はこれまでとは全く異なる和風のたたずまいが特長だ。建具・家具はナラ、クルミ、トネリコ、オーク、サベリなどの突板仕上げ。隈氏が好みそうな格子デザインを折り上げ天井に採用しているのが目を引いた。床に設置した間接照明もなかなかいい。


 共用部のデザインでは、黒のせっき質タイルを採用した外壁・床が一部再現されており、高温で焼かないと出ない金属のような色合いをしていた。天井は大和張りだとか。


コンセプトルーム

◇     ◆     ◇


 この偶然の僥倖(ぎょうこう)を何と表現したらいいのだろう。いま世間をにぎわせている「国有地」「8億円」「鴻池」のキーワードを現地で見た。


 マンションの施工は鴻池組で、森友学園で話題となっている鴻池祥肇議員とは全く関係はないのだが、対面には国有地の公売物件があり、最低売却価格が何と8億8,700万円とあるではないか。土地面積は約483平方メートルで坪単価は606万円。容積率は300%だから容積率100%あたりの1種単価は約202万円。この土地の隣接地76坪も5億6,000万円(坪単価737万円)も売りに出されている。


 双方を合わせれば222坪だ。仮にこの価格で購入できるとすれば14億4,700万円。1種約217万円だ。六本木ヒルズまで徒歩5分の立地を考えるとこれは安いと思うがどうだろう。ただ、公売が不調に終われば値下げされるかもしれないが、地下に何が埋まっていようとまず値引きはない。


この物件の間取り図を見る/資料請求する(無料)


[2017/3/6 提供:RBAタイムズWeb版]

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RBAタイムズ 牧田司

第三企画(東京・新宿)が発行する住宅・不動産業界情報紙「RBAタイムズ」編集長。記事の大半を自身で取材・執筆している。月1~2回の紙面発行に加え、「RBAタイムズWeb版」で随時ニュースを配信中。紙面は住宅・不動産業界の親睦と発展を目的に業界関係者に無料配布しているが、広告を一切掲載せず、(第三企画も含めた)特定企業の利害にとらわれない編集方針をとっている。


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