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業界紙出身のベテラン記者・牧田司氏による新築マンションのモデルルーム訪問記。愛情あふれた辛口コメントに注目です。本コーナーの記事内容に対するお問い合わせは「RBAタイムズWeb版」までお願いします。

総合地所初のコンパクト「ルネモア北千住」 “売れる要件”そろい好調

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「ルネモア北千住」

 総合地所は1月17日、同社初のコンパクトマンション 「ルネモア北千住」〔資料請求する〕 (57戸)の記者見学会を開いた。用地を取得した当初はファミリーマンションを企画していたが、建築費の高騰、恵まれた立地条件などを考えコンパクトに変更したもの。これまで供給した第1期48戸のうち38戸を成約するなど好調な売れ行きを見せている。


 物件は、東京メトロ千代田線・日比谷線北千住駅から徒歩5分、足立区千住仲町に位置する14階建て全57戸(事業協力者住戸3戸含む)。専有面積は33.12~58.35平方メートル、価格は2,600万円台~5,100万円台(最多価格帯2,900万円台)、坪単価286万円。建物は平成28年10月に完成済み。施工は合田工務店。販売代理は住友不動産販売。


 昨年11月下旬に第1期48戸を供給、これまで38戸が成約済み。来場者は約150件で、年齢は40歳代が32%、30歳代が31%、現居住地は足立区が約半数、家族構成は1人が6割、年収は500万円台が約3割、400万円台が約2割。購入者は男性が3割、女性が7割。女性の自己資金は900万円~1,000万円が約2割。


 「モア(MOI)」は、フランス語で「私(ワタシ)」の意味。「ルネモア」は、時間の価値に配慮して、通勤時間の短縮と私的時間の創出の願いを込めた造語。


 現地はインターロッキング舗装の商店街にあり、建物は全戸南向き。用途地域は商業・近隣商業だが、敷地の南側は戸建てが建ち並び、かなり細分化されているため高い建物が建つ可能性が低いエリア。


 商品企画では、ワイドスパン、トリプルセキュリティ、二重床・二重天井、食洗機、物干しリールなど。「機能的な空間が欲しい」「安心のセキュリティが欲しい」「個性的なくつろぎ空間が欲しい」などのニーズに応えているのが特徴。


モデルルーム1LDK

◇     ◆     ◇


 弊社の入社2年目の郊外の昭和を代表する素晴らしい戸建てに親と一緒に住んでいる女性が、一人で住む必須要件を次のようにあげた。


 「家賃(価格)は高そうだけど、なるだけ駅に近いこと。自然があること。スーパーやコンビニがあること。治安がいいこと」


 記者はコンパクトマンションを20年くらい取材してきたが、この女性はその必須要件をすべて即座に言い当てた。


 このマンションもこれらの要件をほとんど満たしている。取材の行きに通った裏道はひどかったが、帰りに通った商店街はインターロッキング舗装で、まずほとんどの生活用品が買える。駅前には大規模商業施設がある。足りないのは自然だけだ。


 住戸プランも申し分ない。33平方メートルの1LDKは間口が約4.6メートルあり、天井高は約2.5m。床暖房、二重床、食洗機が標準装備、約3.3畳大の寝室には物干しリールが付いている。トイレは広めで独立。1階にはペットの足洗い場や管理・来客用トイレ、防災備蓄倉庫もある。


 これに続く第2弾、第3弾は未定とのことだが、引き続きレベルの高いものを供給してほしい。


 一つ付け加えると、なかなかのスグレモノは物干しリールだ。初めて見たのだが、物干しポールより安価で値段は数千円もしないはずだ。


 寝室の壁際に設置されており、巻き尺のようにスルスルと伸び、等間隔にハンガーがかけられる穴が開いており、もう一方の壁にくっつけると物干し竿になる代物だ。ここに赤やらピンクやらの洗濯物を万国旗のようにぶら下げて寝るのはどんな気持ちだろう。想像するだけで楽しくなってくる。荷重は5キロまで、懸垂はできないのが難点だ。


モデルルーム2LDK

[2017/1/18 提供:RBAタイムズWeb版]

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RBAタイムズ 牧田司

第三企画(東京・新宿)が発行する住宅・不動産業界情報紙「RBAタイムズ」編集長。記事の大半を自身で取材・執筆している。月1~2回の紙面発行に加え、「RBAタイムズWeb版」で随時ニュースを配信中。紙面は住宅・不動産業界の親睦と発展を目的に業界関係者に無料配布しているが、広告を一切掲載せず、(第三企画も含めた)特定企業の利害にとらわれない編集方針をとっている。


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