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住宅ねっと相談室 あらかると

マンション管理組合や自治会、近隣のトラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

修繕業者の見積もり、適正か判断したい

(東京都 70歳代 無職 男性)

 マンション管理組合の理事をしています。このたび共用部分の給水管を交換する大規模修繕を行うことになりました。業者から見積もりをもらったのですが、この見積もりと工法が妥当なのか判断できません。見積もりの妥当性を査定してくれる機関はないものでしょうか?


ANSWER

まずは、信頼できるアドバイザー探しから

(住宅ねっと相談室カウンセラー マンション管理コンサルタント 江沼 伸一)

 よほどおかしい見積もりでない限りは、「絶対的」な査定(ダメな見積もりだという断定)は難しく、相対的な評価に過ぎないでしょう。実のところ、査定という行為は、工事の良否判断になじまないといえます。


 より確実な方法として、まずは信頼できるアドバイザー(コンサルタント)を探すことから始めてください。日ごろ管理をお願いしている管理会社が信頼できるのであれば任せても良いし、集合住宅に詳しい建築家やマンション管理士といったコンサルタントのなかから、親身になって一緒に考えてくれる専門家を見つけることです。もちろん、ボランティアではなく、報酬を支払うことで責任を持って仕事をしてもらう環境づくりが必要です。この部分でお金を惜しまないことが重要です。


 次に、その専門家と一緒に、多数の工法のなかから、マンションに適した工法を選択するために検討・検証を重ねます。工法が固まったら、その工法による多数の施工業者の見積もりを取得し、見積もり仕様を固め、選択・決定していってはいかがでしょう。このプロセスの全てにおいて、専門知識を持った専門家とともに検証することで、求めている「妥当性」を見い出せると思います。


 逆に言えば、専門家も見積もりだけ見せられて妥当性を尋ねられても、答えられないというのが本当のところだと思います。そのようなことに、お金を使うとすれば、それこそ妥当性に欠けるのではないでしょうか。


[ 2015/1/22 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー マンション管理コンサルタント 江沼 伸一

マンション管理をはじめとした住宅問題は、さまざまな分野や経緯が複雑に絡む難しさがあります。したがって、よりプラグマティック(実用的)な解決方法をアドバイスできるよう心がけています。マンション管理士、管理業務主任者、一級建築施工管理技士、宅建建物取引主任者、産業カウンセラー、社会保険労務士、行政書士、マンション維持修繕技術者、情報処理技術者、監理技術者、キャリアコンサルタント他。


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