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住宅ねっと相談室 あらかると

相続や離婚などに伴う住宅関係の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

実家の相続、兄嫁が権利主張してきた

(滋賀県 60歳代 男性 無職)

 亡き父の名義のままになっている実家が、空き家になっております。父の死後、母が一人で住んでいたのですが、その母も5年前に亡くなり今は誰も住んでいません。


 先日、亡くなった兄の奥さんから連絡があり、「長男の嫁として固定資産税を立て替えてきたが、自分も相続人なので遺産分割したい」と言ってきました。兄には子供がおり、その子供が相続人になることは分かりますが、兄嫁までが父の遺産に関与してくるのはおかしいと思います。


ANSWER

亡くなった順番次第では

(住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣)

 亡くなった方の相続人である子供が亡くなっている場合、その孫が相続人となる代襲相続制度というものがありますが、配偶者は含まれません。したがって、兄弟姉妹の配偶者は、亡くなったお父さんと養子縁組をしていない限り、直接お父さんの相続人にはなりません。


 もっとも、お父さんが亡くなった時点で兄弟姉妹が生存しており、その後亡くなった場合は話が別です。お父さんが亡くなった時点で、お兄さんの相続権が発生しており、その後、お兄さんが亡くなれば、その相続権をお兄さんの相続人である配偶者と子供が相続します。つまり、兄弟姉妹の配偶者は、お父さんの相続人ではありませんが、兄弟姉妹の相続人ですので、お父さんとお兄さんの亡くなる順番によって、その配偶者も相続権を持つかどうかが変わります。


 今回のご相談のケースでは、お父さんの後にお兄さんが亡くなっていますので、兄嫁はお父さんの遺産分割の対象となります。仮に、兄嫁が長男の嫁として実質実家の管理をしているとすれば、相続人全員でしなければいけないことを代表してやっていただいているのですから、ここは感謝の気持ちを含め、尊重してあげてはいかがでしょうか。


 > 「住宅ねっと相談室」のサイトで質問してみる


[ 2016/4/7 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣

 『相続のたびに“まち”が壊されていく!』。これが長年のまちづくり研究で分かったことです。不動産や住宅は、経済資源ではありません。国家の重要なインフラです。秩序ある不動産の継承は、「まちづくり」の原点です。皆さんに正しい知識をもっていただいて、暮らしやすい社会を実現したいですね。こんな思いから司法書士になりました。


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