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住宅ねっと相談室 あらかると

相続や離婚などに伴う住宅関係の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

認知症の親に遺言書を書いてもらう方法

(神奈川県 50歳代 主婦)

 私の父の遺言についてご相談します。


 母が早くに亡くなったため、父は私の家族と同居しています。自宅は父と私の夫の共有名義になっています。


 父は私の母とは2度目の結婚で、前の奥さんとの間にも子供がいます。このまま父が亡くなると、我が家の権利の一部がその方に行ってしまうことから、「遺言書をのこしてほしい」と以前から頼んでいますが、「分かった」と言いながらずるずる日がたっています。


 最近、父に認知症の症状が出てきて、物忘れや感情の起伏が激しくなってきました。認知症になると、遺言状をのこせないのでしょうか。


ANSWER

認知症でも遺言できる可能性がある

(住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣)

 絶対に遺言書をのこした方が良い方でも、「そのうち」とか「まだ早い」などと先送りしているうちに遺言ができない健康状態になり、慌てて相談に来られる方も少なくありません。「早めに遺言書を書いても家族関係が変わるかも」とか「死ぬ間際に書けば間に合う」と思いがちですが、早めに行動を起こさないと後悔することになります。もっとも、本人に判断能力が欠いてしまったら、後悔するのはご本人ではなく、残された家族ですので厄介です。


 さて、認知症の方でも遺言書を書くことができるかということですが、答えはその内容について本人の意思と認められる限りは、どんな病気があろうが可能です。


 まずは、弁護士や司法書士などの法律専門家に相談して、お父さんの状態と意思の確認をしてもらいましょう。相談者のご家族関係のケースでは、お父さんの遺言は公正証書で作った方が後々安心です。公正証書遺言の場合、最終的には、公証人が遺言内容につき本人の意思に間違いないと判断すれば作成可能です。また、本人の状態が安定している時に何度かチャレンジすることも可能です。自宅などに出張してもらうことも可能です。あきらめる前に、相談に動き出してください。


[ 2016/8/18 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣

 『相続のたびに“まち”が壊されていく!』。これが長年のまちづくり研究で分かったことです。不動産や住宅は、経済資源ではありません。国家の重要なインフラです。秩序ある不動産の継承は、「まちづくり」の原点です。皆さんに正しい知識をもっていただいて、暮らしやすい社会を実現したいですね。こんな思いから司法書士になりました。


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