日本経済新聞 関連サイト

住宅サーチ for Premium Life

TOPコラム住宅ねっと相談室 あらかると・その他

住宅ねっと相談室 あらかると

相続や離婚などに伴う住宅関係の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • この記事をmixiチェックに追加
  • この記事をtwitterでつぶやく

QUESTION

子供のいない親戚の遺産分割

(福岡県 60歳代 主婦)

 子供のころ数回会ったことがある程度の叔母が亡くなった、との連絡を受けました。遺言書はありませんでしたが、叔母が住んでいた家(土地・建物)といくばくかの支払債務が遺産として残っているようです。


 叔母は離婚しており子供もいなかったので、叔母の姪5人が相続人になります。不動産を売却して、代金の中から債務の返済をしなければならないため、遺産分割協議を急ぐことになりました。


 5人の相続人のうちの2人は祖母が異なる姪ですが、ほかの姪と相続分は同じなのでしょうか、それとも半分なのでしょうか? 以前、母親が異なっていても父親が同じ子供同士の相続分は、以前は半分だったが、同じに法律改正されたという話を聞いた記憶があります。


ANSWER

子供同士は同じで、兄弟同士は半分

(住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣)

 専門家でも、一瞬「どうだっけ?」と考えてしまうほど細かな知識です。とはいえ、相続における知識としては、知っておくべきことですので、頑張って説明します。


 元々、民法では、婚姻関係にある夫婦から生まれた子供の法定相続分に対して、婚姻関係にない男女の間に生まれた子供(認知は必要)の法定相続分を、戸籍上の父の配偶者の養子にならない限り2分の1にしていました。これに対し、最高裁判所の違憲判決が出たのを契機に、2013(平成25)年12月に、同じ扱いとする民法改正がありました。相談者の記憶にある事案はこのことだと思います。


 もっとも、この話は亡くなった方の子供だけが対象で、亡くなった方の兄弟姉妹には適応されず、つまり、親のうち、亡くなった方のみを同じくする兄弟姉妹の相続分は今まで通り2分の1です。したがって、その兄弟姉妹の子供(亡くなった方の甥や姪)もその相続分を引き継ぎます。


 ちなみに、亡くなった方と血縁関係のない配偶者の親族は、養子縁組などしない限り無関係ですのでご注意ください。


 > 「住宅ねっと相談室」のサイトで質問してみる


[ 2016/5/26 掲載]

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • この記事をmixiチェックに追加
  • この記事をtwitterでつぶやく

住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣

 『相続のたびに“まち”が壊されていく!』。これが長年のまちづくり研究で分かったことです。不動産や住宅は、経済資源ではありません。国家の重要なインフラです。秩序ある不動産の継承は、「まちづくり」の原点です。皆さんに正しい知識をもっていただいて、暮らしやすい社会を実現したいですね。こんな思いから司法書士になりました。


バックナンバー

住まいを探す

エリアを選択
駅名・地名を入力
新築マンション、中古マンション、新築一戸建て、中古一戸建て、土地、賃貸物件を、地図からまとめて検索できます。
おすすめ情報(PR)

※正しく表示されない場合はしばらくお待ちいただくか
こちらのリンクをクリックしてください

 

このサイトについて

日本経済新聞社について