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住宅ねっと相談室 あらかると

一戸建ての新築時や居住中の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

跳ね出しベランダの防火認定について

(大阪府 40歳代 自由業 男性)

 直下に居室が無い跳ね出しのベランダは、防火地域でも防火認定品を使用する必要ないという話を聞きました。もしそうだとすれば、FRPグレーチング床(樹脂製強化プラスティックで作られた網目状の床材)をベランダに使ってもよいでしょうか?


ANSWER

屋根扱いにはなりませんが

(住宅ねっと相談室カウンセラー 一級建築士 荒尾 博)

 跳ね出しベランダということは、ベランダの下に部屋が無く屋外になっていると言うことですね。下に部屋があると、火災時にベランダから下の部屋への延焼を防ぐ必要がありますが、跳ね出しベランダの場合は、下に部屋が無いのでそこまで規制をしなくても良いといえます。ベランダは防火対策をした建物の外壁に取り付けるので、防火性能のうえでは問題ないと解釈されているのです。従って、この場合のベランダの上の表面材部分は、不燃などの規制が原則ないといえます。


 しかしながら、建物の1階から見るとベランダの裏面は、火災時に炎の影響をもろに受け、建物の外壁やサッシなどへの影響が増す位置関係でもあるのです。延焼防止の観点から、燃えにくい素材・燃えない材料を選ぶ方が良いといえます。


 したがって、跳ね出しベランダの上側の面ではFRPで特に問題にはならないものの、裏面の軒裏は防火に考慮した方が良いということになります。


 FRPグレーチングについては解釈が難しいので、軒裏は防火仕様の方が良いと言う観点から判断すると、建築確認申請受付機関へ事前に問い合わせて確認された方が良いと思います。


[ 2014/7/3 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 住まい創りのプロデューサー 荒尾 博

一級建築士、FP(ファイナンシャルプランナー)、インテリアプランナー、ビル管理士、横浜市木造住宅耐震診断士、神奈川県福祉のまちづくりバリアフリーアドバイザー、民間地震対策研究会主幹会員、地震防災と高齢社会住環境に興味あり。


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