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住宅ねっと相談室 あらかると

土地の購入時や居住中の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

自宅の借地の所有権を購入。注意点は

(東京都 50歳代 会社員 女性)

 父名義の持ち家に住んでいます。土地は借地です。


 2年後に借地の契約更新時期を迎えますが、地主さんから、この機会に底地の所有権を買ってくれないかと打診がありました。家族で検討した結果、私名義での購入を考えています。そこで、3点おうかがいします。


(1) このままだと建物は父名義・土地は私名義になりますが、家と土地の名義を別にすると、デメリットが生じるのでしょうか
(2) 今回のような土地購入に際して、税金の優遇処置はありますか
(3) 確定申告は不要と考えておりますが、ほかに何か申告が必要ですか


 どうぞよろしくお願いいたします。


ANSWER

対策と必要な届出

住宅ねっと相談室カウンセラー 税理士 松下 明夫

 質問順に、それぞれお答えしていきます。


(1) 相談者の家族関係、つまりお父さんの予定相続人と相談者の予定相続人の存在などが分からないと正確なアドバイスはできませんが、一般論をお話しします。
 仮に、お父さんの予定相続人が相談者だけであれば問題ありませんが、もしお父さんの配偶者(お母さん)のほかにも複数おられるのでしたら、いずれ土地と建物の両方とも相談者の名義になるような対策をおすすめします。お父さんに遺言で建物の相続を指定してもらうか、生前贈与してもらうといった方法です。
 もし建物が他の相続人との共有名義になれば、管理したり処分したりするうえでの自由が損なわれ、他の相続人と家賃や地代などの問題も発生します。


(2) 現時点では優遇措置はありません。


(3) 確定申告は不要ですが、「借地権の地位に変更がない旨の届出」書を所轄の税務署に提出してください。用紙は国税庁のホームページからもダウンロードできます。


 以下、国税庁ホームページからの抜粋です。


●借地権の地位に変更がない旨の届出とは
[概要]借地権の目的となっている土地(所有権)をその借地権者以外の者が取得し、その土地の取得者と借地権者との間にその土地の使用の対価として地代の授受が行われないこととなった場合において、地代の授受が行われないこととなった理由がその土地の貸借が使用貸借となったことに基づくものでなく借地権者は借地権者としての地位を放棄していない旨を、その土地の取得者が申し出る手続。
[手続対象者]土地の所有者
[提出時期]借地権の目的となっている土地を借地権者以外の者が取得した後、すみやかに提出。
[提出方法]土地の所有者の住所地を所轄する税務署に提出。


[ 2014/12/11 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 税理士 松下 明夫

住宅を考えることによって、生きるということやコミュニティーを考えていきたいと思います。


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