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住宅ねっと相談室 あらかると

土地の購入時や居住中の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

「隅切り」の費用負担、納得できない

(福岡県 40歳代 会社員 男性)

 住宅を建てるため、公道に接した角地の土地の購入を検討中です。不動産会社から「この土地で家を建てる場合は「隅切り」が必要。購入後、隅切り部分を分筆してください」と言われました。


 角地はもともと割高で、自分で使えない隅切りの分の土地を購入するだけでももったいないと思うのに、分筆して登記をする費用まで負担させられることに疑問を感じています。


ANSWER

マイナス面ばかりではありません

(住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣)

 「隅切り」とは、道路が交差している角地に住宅などの建築物を建てる際、2つの道路に面した敷地の角の部分をセットバックして、道路の一部として供出し、それに沿って塀や外壁を作らなければならないというルールのことです。道路を通る車両や通行人の視界を確保して安全性を高めることや、景観上の圧迫感を軽減することなどを目的としています。


 隅切り規制のマイナス面としては、おっしゃるように敷地と同じ価格で購入した土地を使えないこと。そして分筆する場合は、その測量費などで数万~数十万円を敷地所有者が負担しなければならないということです(分筆などの費用については、土地の状況により異なりますので、土地家屋調査士にお問い合わせください)


 逆に、プラス面としては、何より自分たちが暮らす街の安全性が高まることですが、住宅建築の際の容積率が緩和されたり、隅切り部分の固定資産税が非課税になるなどが考えられます。


 そもそも角地は駐車スペースが取りやすいなど有効利用率が高く、敷地の角の一部が使えないからと言って、マイナス面は少ないと思われます。


 また、公道に面している場合、隅切り部分も公道の一部として行政が買い取ってくれる場合もありますので、地元の役所で該当地の隅切り規制の内容を確認してみましょう。


[類似の質問] 敷地の「隅切り」部分の権利関係について教えてください (2011/8/4)


> 「住宅ねっと相談室」のサイトで質問してみる


[ 2015/5/14 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣

 『相続のたびに“まち”が壊されていく!』。これが長年のまちづくり研究で分かったことです。不動産や住宅は、経済資源ではありません。国家の重要なインフラです。秩序ある不動産の継承は、「まちづくり」の原点です。皆さんに正しい知識をもっていただいて、暮らしやすい社会を実現したいですね。こんな思いから司法書士になりました。


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