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住宅ねっと相談室 あらかると

土地の購入時や居住中の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

新築予定地から大量の産廃が出てきた

(茨城県 30歳代 会社員 女性)

 親が所有する約100坪の土地に家を建築する予定ですが、敷地の地中に産業廃棄物が埋まっていることがわかりました。コンクリートの固まり、瓦、壁材などの建築廃材で、過去にこの土地を所有していた企業が埋めたようです。廃棄されてから5年以上は経っているうえ、その企業は倒産しています。


 産廃は土地の全面に入っている可能性がありますが、費用的に全部取り除くのは難しく、住宅を建てるところだけ取り除いて、庭と駐車場になる部分は残しておくしかなくなりました。


 この状態で地盤全体として問題ないのでしょうか? この土地の地盤調査判定は「軟弱」で、ソイルセメントが必要です。


ANSWER

その方法でやむを得ないでしょう

(住宅ねっと相談室カウンセラー 地盤コンサルタント 高安 正道)

 ご不安なお気持ちお察しいたします。現場を見ていないので、一般的な回答となりますがご参考ください。


 建物下部のがれきを除去しながら、柱状地盤改良(ソイルセメント工法)を施工することは可能です。「庭と駐車場になる部分は残しておく」のはやむを得ないでしょう。その結果、植栽の根付きが悪くなることが考えられますが、計画建物自体が地盤補強されていれば、不同沈下などの懸念はないと考えられます。


 注意点としては、建物下部のがれきを除去する方法です。仮に、非常に大きながれきが潜在し、基礎の底部に干渉するようなことがあると、「テコの支点」として作用し、基礎を変形させる(基礎にひびが入るなど)原因となるので、大きながれきは、砕石大にまで粉砕するか、除去したうえで砂利などに置き換えるのが安全です。


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[ 2016/5/19 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 地盤コンサルタント 高安 正道

地盤は、土地の購入、住宅の建築に際し看過されがちな分野ですが、思いがけないリスク(軟弱地盤・洪水・湿気・地すべり・地震・汚染など)が潜んでいます。これまでのコンサルタント経験を生かし、分かりやすくエンドユーザーの皆様に解説します。住宅地盤品質協会会員。


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