日本経済新聞 関連サイト

住宅サーチ for Premium Life

TOPコラム住宅ねっと相談室 あらかると・マンション

住宅ねっと相談室 あらかると

マンション購入時や居住中の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • この記事をmixiチェックに追加
  • この記事をtwitterでつぶやく

QUESTION

5年空き家だった中古マンション、買っても大丈夫でしょうか

(東京都 30歳代 会社員 男性)

 築10年の中古マンションの購入を考えています。売り主が海外に赴任していたため、10年のうち直近の5年間は空き家だったそうです。


 今回の物件は24時間換気がされていますが、長期間空き家だったことでカビや害虫などは大丈夫でしょうか。電気やガスが使われていないことによる換気扇、給湯器や床暖房などの劣化も気になるところです。


ANSWER

長期不在物件のチェックポイント

(住宅ねっと相談室カウンセラー 宅建取引業 茂松 東律)

 まず、マンション本体の構造躯体については、外観や廊下などのひび割れチェックなどで、大体の様子が分かります。築10年だとまだだと思いますが、大規模修繕歴や計画、それに対する修繕積立金の額などを、管理会社に問い合わせてみましょう。


 内装の状況については目視や管理会社への問い合わせなどにより、ある程度確認できると思います。売り主不在中の通気の管理実績や換気システムについても、管理会社に問い合わせましょう。


 カビの発生の有無と場所は、ある程度目視で確認できると思います。その際、家具が置いてある状態なら、可能な限り動かして、懐中電灯などで、その裏の壁の状態をチェックしてください。単に、家具の裏の通気状態が悪くうっすらカビが発生している程度であれば、壁紙などを張り替えれば済む話ですが、壁の中や床からの湿気によるカビの発生がある場合は、根本的な原因を知る必要があります。もっとも、長期不在物件では、不在中は生活されていませんので、人の生活によるカビの発生は少ないと思います。


 問題は、設備・配管関係です。長期不在の物件での一番のチェックポイントは、設備関係の劣化や不作動だと思います。


 給湯器は長年使用していないと、作動しないケースがよくあります。もっとも、製造年度を確認し、どのみち交換時期が近付いていたり過ぎていたら、取り換えることを前提に考えてください。


 床暖房についてもガスか電気かにもよりますが、不具合が起きやすいので、設備関係は所有者の了解を得て、直接作動させてみることが大事だと思います。


 配管も同じです。蛇口のパッキン劣化(これは簡単に交換できる)や下水の詰まり(これは厄介)、特に、トイレの排水のチェックが重要です。実際にトイレットペーパーを流すなどの確認が必要です。その際、いきなりトイレットペーパーを流すのではなく、しばらく水だけを流して、十分に配管を濡らしてから行いましょう。


 不具合があれば、補修費用分の価格交渉もしくは設備の交換を申し出てみてはいかがでしょうか。


> 「住宅ねっと相談室」のサイトで質問してみる


[ 2015/6/25 掲載]

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • この記事をmixiチェックに追加
  • この記事をtwitterでつぶやく

住宅ねっと相談室カウンセラー 宅地建物取引業 茂松 東律

賃貸から売買まで不動産取引全般の仕事をしています。最近は競売物件の相談も増えてきました。さまざまな問題解決のヒントを一緒に考えていきましょう。


バックナンバー

住まいを探す

エリアを選択
駅名・地名を入力
新築マンション、中古マンション、新築一戸建て、中古一戸建て、土地、賃貸物件を、地図からまとめて検索できます。
おすすめ情報(PR)

※正しく表示されない場合はしばらくお待ちいただくか
こちらのリンクをクリックしてください

 

このサイトについて

日本経済新聞社について