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住宅ねっと相談室 あらかると

賃貸住宅の入居・退去時や居住中の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

大家さんが勝手に家賃保証会社を変更した

(東京都 30歳代 会社員 女性)

 賃貸マンションに住んでいます。入居の際に保証人を立てることができず、当時の管理会社から指定された保証会社と保証契約しました。2年ごとに更新料2万6000円を支払うことになっており、昨年12月に更新料を支払いました。


 ところが、今年2月に別の管理会社から連絡があり、「所有者(大家さん)が3月いっぱいで管理会社を変更するので、保証会社も変更する」と言われました。その後、新たな保証会社から連絡が来て、新たに契約料として家賃の半月分3万5000円を支払ってほしいと言ってきました。


 私としては、前の保証会社に支払った2万6000円でこの先2年間支払わなくてよいと思っていたのに、それも返却されないまま、新たに保証料を支払うのは納得いきません。


 このような場合、支払う必要はあるのでしょうか? 支払わないと、立ち退きを求められるのでしょうか?


ANSWER

変更リスクは貸主サイドが持つべき

(住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣)

 賃貸住宅の家賃支払い債務に対し、大家さんとして保証を確保したいということで、保証人制度や家賃保証会社との契約制度などがあります。まず、契約書を見て契約の当事者を確認してください。保証人の場合、契約の当事者は、貸主(大家さん)と保証人ですが、保証会社の場合は、借主と保証会社のケースが多いと思いますがいかがでしょう。


 もし、そうだとすれば、たとえ状況が変わったと言っても、貸主が勝手に保証契約を終了させることはできません。家賃保証会社に関しては、まだまだ法整備が行き届いておらず、システムとしても確立されていないのが実態ですが、消費者から見てそのような貸主の事情変更のリスクを負う義務はありません。大家さんの都合で管理会社を変え、管理会社の都合で保証会社を変更したいのなら、大家さん又は管理会社サイドでその変更リスクをとるべきです。


 まずは、保証契約書などをもって、お近くの消費者センターで相談してみましょう。


[ 2013/4/4 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣

 『相続のたびに“まち”が壊されていく!』。これが長年のまちづくり研究で分かったことです。不動産や住宅は、経済資源ではありません。国家の重要なインフラです。秩序ある不動産の継承は、「まちづくり」の原点です。皆さんに正しい知識をもっていただいて、暮らしやすい社会を実現したいですね。こんな思いから司法書士になりました。


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