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住宅ねっと相談室 あらかると

賃貸住宅の入居・退去時や居住中の疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

大家の行動が毎日迷惑。やめさせたい

(東京都 20歳代 会社員 女性)

 マンションの1階の部屋を借りて住んでいます。窓の外にベランダがあり、その向こう側が大家さんの敷地につながっている土の部分があります。


 最近、その土の部分を使って大家さんがガーデニングを始めました。早いときは朝の6時ごろから入ってきて、毎日2回ほど手入れをしています。ベランダ越しに私の部屋の中は丸見えです。もちろん洗濯物も。


 一度、早い時間は勘弁してほしいと、お願いしてみたのですが、自分の土地に入ることのどこがいけないのかという感じで、悪いと思っていない感じでした。


 大家さんにやめてもらうことはできないのでしょうか? ちょっとノイローゼ気味になってきました。


ANSWER

安心して生活できる環境の提供義務

(住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣)

 自分の土地だから、何しても勝手だと思っている大家さんは、時々いらっしゃいますね。相談者のお気持ちお察しします。


 まずは、大家さんと相談者との間の契約内容について考えてみましょう。


 自分の所有する建物を賃貸借契約で貸しているということは、決して慈善行為ではありません。対価として家賃が発生している立派なビジネス行為です。つまり、大家さんは、借主に安心して通常の生活ができる環境を提供する対価として、適正な家賃を取っているのです。


 「安心」の中には、プライバシーの確保も当然入ります。したがって、大家さんは相談者に対し、安心して暮らせる生活環境を提供しなければいけないのです。ですから、いくら自分の土地だからと言っても、借主の安寧な生活を脅かすような行為は、許されません。借主は貸主に対し、堂々と、部屋の中をのぞけてしまうような行為はやめてほしいと請求できるのです。目隠しの設置を要求する方法でも良いでしょう。


 以上のことは、ある意味、建物賃貸借契約の常識ですので、プロの管理会社などが間に入っていれば簡単なのですが、素人の大家さんと直接交渉しなければいけないのは大変ですよね。もっとも、直接接するということは良い面もたくさんあるのですが。


 大家さんに、遠回しに上階の部屋と変えて欲しいという切り口で、話を進めていくのも方法です。頑張ってください。


> 「住宅ねっと相談室」のサイトで質問してみる


[ 2015/11/19 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣

 『相続のたびに“まち”が壊されていく!』。これが長年のまちづくり研究で分かったことです。不動産や住宅は、経済資源ではありません。国家の重要なインフラです。秩序ある不動産の継承は、「まちづくり」の原点です。皆さんに正しい知識をもっていただいて、暮らしやすい社会を実現したいですね。こんな思いから司法書士になりました。


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