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住宅ねっと相談室 あらかると

住宅に関係する税金やローンの疑問・トラブルなど、読者から寄せられた相談に建築士やFP、弁護士ら専門家が回答します(この連載は終了、新たな質問の受け付けも終了しました)

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QUESTION

消費税が上がる前にマンションを買うべき?

(東京都 30歳代 会社員 女性)

 消費税の増税が予定されるなか、マンションをそれまでに買うべきか考えています。計算すると数百万円の違いが出るようなので、家具や電気製品、諸経費にかかる費用と同じくらいのお金が出ていってしまうことになります。


 私の夫は転勤のある会社に勤めていますので買い時を迷っていましたが、消費税が上がる前に購入するメリットが大きければ、思い切って考えようと思っています。専門家のご意見をお聞かせいただければと存じます。よろしくお願いします。


ANSWER

ご自分のタイミングを大切に

(住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣)

 消費税については、2014年4月に8%、2015年10月に10%への増税がそれぞれ予定されています。住宅購入の場合、契約時ではなく引渡時の税率適用が原則ですが、特別措置として、半年前までに契約すれば、引渡しが遅れても従前の税率が適用されることとするようです。したがって、新築マンションの場合、今年の9月末までに契約すれば間に合うことになります。


 また、土地については消費税が非課税となりますので、住宅購入の場合の消費税は、建物価格と諸経費が対象となります。したがって、建物の価格が2000万円とすれば、8%で60万円、10%で100万円の増税となります。そこで、すでに駆け込み購入契約が増加していることも事実です。


 以下は、私の私見としての基本的な考えです。


 住宅は、高額な買い物であり、その人の人生設計に影響を与える要素を持っています。持ち家を持つべきか持つ必要は無いか、どこに住むのか、どのような住宅形態に住むのか、どのタイミングで引っ越すのか、この先何回引っ越すのか、誰にその不動産資産を引き継ぐのかなど、人によって大きく異なります。


 その中で買い時を捉えてみても、皆同じではなく人により異なるはずです。このタイミングと増税時期が合致すれば、急ぐということも考えられますが、そうでなければ、数十万円、数百万円の価格差と自分の持つタイミングを天秤にかければ、後者の方が金銭に換算しても大きいと思います(リスクヘッジになる)。


 私の知り合いの不動産業者さんが、こんなことを言っていました。「今まで住宅購入をお手伝いした方の中で、後で良かったと言っていただける方の共通点は、周りに左右されず自分のタイミングで買われた方です」と。


 是非、ご自分の人生設計とタイミングを大切に住まい探しをしてみてください。タイミングが良いときは、家が呼んでくれるという体験も感じることがあります。もちろん、今がその時なら、流れに乗ることも大切です。


[ 2013/3/21 掲載]

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住宅ねっと相談室カウンセラー 司法書士 石田 光廣

 『相続のたびに“まち”が壊されていく!』。これが長年のまちづくり研究で分かったことです。不動産や住宅は、経済資源ではありません。国家の重要なインフラです。秩序ある不動産の継承は、「まちづくり」の原点です。皆さんに正しい知識をもっていただいて、暮らしやすい社会を実現したいですね。こんな思いから司法書士になりました。


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