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わが街の駅前商店街

商店街の取材を通じて、人気の街の魅力・住みやすさに迫ります。

中目黒(1) 目黒銀座商店街、人気のショップが続々出店

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目黒銀座商店街では、平日も人の流れが途切れない。5年前に街路灯をLED照明に変更し、夜でも明るい安全な街になった

 商店街の魅力を通じて、街の魅力を探ります。ぜひ「住みやすい街」「住みたい街」を探す参考にしてみてください。今回は、若者に人気の中目黒駅(東京・目黒)の駅前を取材、3回にわたって紹介します。


古谷順一さん

 中目黒駅には、目黒銀座商店街、中目黒駅前商店街、中目黒駅西銀座商店街、中目黒GTプラザ商店会の4つの商店街があります。その中の1つ、目黒銀座商店街の理事長・古谷順一さんに、商店街と街の魅力について教えてもらいました。


一番街から五番街まである

 目黒銀座商店街は、1949(昭和24)年に商店街を法人化しましたので、今年で66年目を迎えます。約900メートルの長さのところに170店があります。駅から近い順に一番街から五番街まであり、商店街全体のイベントはもちろんのこと、それぞれの番街でいろいろな催しを行っています。


 最近の傾向は飲食店が増えていること。少し前と比べると約2倍になりました。4年ほど前に東急線のガード耐震化工事があり、ガード下で経営していた飲食店が外に出たのも影響しているようです。また、中目黒GTタワーやアトラスタワーなどの高層ビルもできて、駅前の風景も変わってきました。


 やはり駅の近くは常時人通りが多く、奥に行くにしたがって薄れる傾向がありますが、奥の方ほど“とがった”というか、若者に人気があるお店が出店しています。独自のデザインを追求する自転車専門店や野菜スイーツのお店、超人気のアンティークショップ、セミオーダーシステムの革製品ショップなど、多少駅からは遠くても大変な人気を呼んでいます。


 商店街のすぐ近くには、2003年に目黒区役所の総合庁舎が引っ越してきて、よりにぎわいが増してきました。区役所を訪れたついでに商店街で買い物や食事をしてくれる人も多いです。中目黒駅周辺の4つの商店街は、連合会を組織して会合を持ち、いろいろなイベントを共同で開催するなど強い協力関係を築いています。


「ナカメアルカス」の中心的な存在である地上45階建ての中目黒アトラスタワー。今や中目黒のランドマークとなっている

人気イベントを多数開催

 商店街の活性化のために、数多くのイベントを行っています。大きなものでは、「中目黒夏まつり」。毎年8月の第1土・日曜に開催し、今年で50回目を迎えました。1日目は阿波踊り、2日目はよさこい踊りを行い、地元の連はもちろん、いろいろな連の人たちが集まります。中目黒での阿波踊りの歴史は古く、高円寺の阿波踊りよりも少し後に始まりました。踊り手は阿波踊りが1100人、よさこいは1050人にもなります。両日で約2万人が訪れてくれます。


 年2回(5月、10月)、チャリティーフリーマーケットを行っていますが、これも約1万2000人の来場者があります。商店街のお店に賛同していただき、お店の前に約200のブースを作って開催しています。告知は、商店街にポスターを張るだけですが、申し込み日の午前中にはすべてのブースが埋まってしまうほどの人気です。


 商店街の近くには、目黒川があります。春には約800本のサクラが見事な花を咲かせ、毎年たくさんの人出があります。また、去年の冬は青いLEDで目黒川沿いを装飾した「Nakameguro 青の洞窟」が行われましたが、人気が出すぎて土・日・祝日は点灯を取りやめる事態にも陥りました。


50年の歴史がある「中目黒夏まつり」。阿波踊りは当初から行われてきている

200のブースがある人気のチャリティーフリーマーケット

地元消防団の協力のもと防災訓練を実施。商店街組合員の半数が、東京消防庁認定普通救命の講習を受けている

春はお花見、冬はイルミネーションで多くの人出を集める目黒川。沿道にはおしゃれな店が多い

子どもの人口が増えている

 お子さんを対象に行っているイベントには、ハロウィーンと体験学習があります。ハロウィンは商店街の中にお城を作り、小学校低学年以下のお子さんに仮装をしてきていただくイベント。保護者や愛犬も一緒に仮装をし、参加してもらっています。お子さんには、お菓子やおもちゃ、風船などを配っており、とても喜んでいただいています。お子さん500人限定のイベントですが、保護者たちにも来ていただくので1000~1500人が参加。華やかな衣装をまとった方たちで商店街がとてもにぎわいます。


 体験学習は、小学生に商店街の一日店員を体験してもらおうというもの。中目黒小学校と烏森小学校の小学3年生の生徒が参加しています。当初は、中目黒小学校だけでしたが、校長先生が烏森小学校に転勤したため、2校で開催することになりました。コンビニでは、小さなユニフォームを着て、品出しやレジ打ちを体験。手焼き煎餅屋さんでは、お子さんが実際に煎餅を手焼きしています。昨年で18回を数え、最初のうちに体験した子は今や立派な社会人。自分が体験したお店を訪ねてくれることもあります。


 商店街のお店はビル化し、1階はお店でも上階は住居というところも増えてきました。利便性の良さから、独身女性や若い夫婦などがたくさん暮らすようになってきました。新しくできたマンションも人気があります。少子化といわれていますが、中目黒ではお子さんが多く、中目黒小学校の児童も年々増えているんですよ(談)


小学校3年生による店員の体験学習。エプロンと三角頭巾をつけてお客さまをお出迎え

さまざまな仮装をした人たちでにぎわうハロウィーン

●DATA
商店街の全長/約900メートル
店舗数/173店
最寄り駅の乗降人数/1日あたり約39万5000人(鉄道会社の最新統計より)


※この記事は2015年7月に取材しました。



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[2015/9/14]

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