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阿佐谷(3) ぬくもりある手作りの器と暮らしの道具「zakka土の記憶」

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器のほか、カゴやはし、布製品など手作りのものを中心に販売。どれもシンプルで味のあるものばかり

 阿佐谷編3回目も、引き続き注目の店を紹介します。


 小林知之さん、順子さんご夫妻が経営する「zakka土の記憶」は、作家ものと呼ばれる手作りの器や暮らしの道具を中心に扱うセレクトショップ。商品のアイテムやデザインはさまざまですが、どこか素朴であたたかい雰囲気は共通しています。規格に沿って正確に作られる工業製品とはまた別の、手仕事ならではのゆらぎがある美しさは独特のもの。「普通の冷奴でも、作家さんの器に盛りつけるとおいしそうに見えます。不思議なくらい料理を引き立ててくれるんですよ」と順子さん。


 愛着を持って長く使い続けることができるアイテムは、いつもの暮らしに心地良さをプラスしてくれる。作り手の思いがこもったぬくもりある品を、日々の暮らしのなかで気軽に使ってほしい――そんな思いから、手頃な価格帯のものを中心に販売。例えば、しょうゆや薬味をのせるくらいの豆皿は1000円前後から、シンプルなコーヒーカップは2500円前後からとなっています。


 ご夫妻は1993年から阿佐谷パールセンターで生活雑貨の店を開いていましたが、もともと好きだった手仕事の作品を扱いたいと思い、2005年に店名を改め、再スタート。取引のある50人ほどの作家とは、ご夫妻が全国各地のクラフトイベントに足を運び、一歩一歩つながりを作ってきました。常時25人ほどの作家の作品を展示・販売。また、店内で不定期に個展も開催しています。


 商品選びのコツをたずねたところ、「基本的には実際に見て、手に取って、直感で選んだもの」とのこと。迷いに迷って、結局は最初に目にとまったものを購入されるお客が多いといいます。器は種類によって汚れのつきやすさや丈夫さなどが違うので、自分に必要な特性や好みを伝えて相談するのもいいでしょう。


棚の上段にあるカップ(税込み2484円)と皿(税込み3348円)は松塚裕子さんの作品。若者も年配の人も使いやすいデザイン

素材に小樽のレンガ土を使った馬渡新平さん作の8寸皿(税込み6480円)。土味の効いた独特の風合いが魅力

田中俊介さん作のスプーン(税込み1188円~)。真ちゅうの板をたたいて作ったカーブがやさしい印象。使い込むほどに味わい深い色になっていくのも楽しみ

オーナーの小林知之さん、順子さんご夫妻。手仕事から生まれた生活の道具にほれ込んでいる

●DATA
営業時間/11:00~19:00
定休日/水曜、木曜、年末年始
東京都杉並区阿佐谷南1-34-11-2F
03-3311-6200
http://www.tutinokioku.com/


※この記事は2016年4月に取材しました。
※この記事では、地名は「住居表示に関する法律」にのっとって「阿佐谷」と表記し、駅名は固有名詞である「阿佐ヶ谷駅」「南阿佐ヶ谷駅」と表記しています。



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[2016/5/18]

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