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十条(3) 滋味あふれる漢方スープ「バクテー」

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十条駅南口から歩いて1分ほどの場所にある「バクテー」

 十条編3回目も、引き続き注目の店を紹介します。


 「肉骨茶」は、「バクテー」と読むマレーシア料理。漢字の字面は恐ろしげでインパクトがありますが、その実態はブタのスペアリブ(骨つきアバラ肉)を中国醤油とニンニク、漢方薬に用いる各種のスパイスで煮込んだスープ料理です。料理の名をそのまま店名に掲げるこの店は、オープン3年目。バクテー専門店は全国でも珍しいそうです。


 バクテーという料理は、もともとマレーシアの港町で貧しい肉体労働者が生み出したもの。肉が買えないので、もらってきた骨を漢方薬で煮てごはんにかけ、滋養強壮と疲労回復に役立てていたのが原型だとか。「うちではクローブやスターアニスなど18種類のスパイスを使っています。エーワンというマレーシアのスパイスのトップ企業に作ってもらったオリジナルブレンドなんですよ」と店長の斉藤昭子さん。


 スパイスで煮込んだスペアリブはホロホロとやわらかく、ハシでするりと肉が取れます。スープは脂を丁寧に取り除いているので、コクがあるのにしつこくありません。「疲れがひどいときや風邪ぎみのときに、スープだけ買いに来るお客さんもいらっしゃるんですよ」(斉藤さん)。ご自身もまかないでバクテーを食べ続けており、朝8時半に出勤して夜11時に店を出るハードな生活を続けながらも、肌の調子がいいと言います。ちなみにニンニク臭はほとんどないので、ランチでも安心して食べられます。


 いちばん人気のメニューは、バクテーにごはんと小鉢がつく「ガッツバク」(980円)(税別、以下同じ)。肉の量が異なる「小バクテー」(680円)、「大バクテー」(1280円)もあります。また、アレンジメニューのバク丼やバクカレーなども。サイドメニューやトッピングには、バクテーのスープで煮込んだ卵やニンニク(各100円)がおすすめ。日本に暮らすマレーシア人も訪れるという、本格的な味を楽しんでみてはいかが。


うまみは濃いのにすっきりした味で、年配者にも支持されているバクテー。やわらかい肉もさることながら、各種スパイスが効いたスープが主役だ

カウンター席が主体の店内。奥にあるモニターは、バクテーの食べ方を紹介する動画を流している

マレーシアを訪れた際に出会ったバクテーにほれ込み、2014年にこの店をオープンした斉藤さん

●DATA
営業時間/11:00~21:30(21:00ラストオーダー)
定休日/無休(年末年始を除く)
東京都北区上十条2-30-9
03-6325-7789
http://www.bakuteh.jp/


※この記事は2016年4月に取材しました。



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[2016/6/15]

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