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8月の中古マンション価格、大都市中心部で上昇

 大都市中心部の中古マンション価格が上昇している。不動産調査会社の東京カンテイ(東京・品川)は24日、8月の中古マンション平均価格が東京23区で前月比0.5%上昇したと発表した。新築マンションの価格が上昇したことで、割安な中古物件の引き合いが強まった。大阪市や名古屋市の中古価格も上昇した。


 東京23区の平均価格は4193万円(70平方メートル換算)で、2カ月連続で値上がりした。横浜市の平均価格も前月比0.5%上昇した。大阪市も0.4%、名古屋市も1.9%高い。


 不動産サービスのアットホーム(東京・大田)のまとめでも、8月に同社に登録された中古マンションの平均価格は東京区部で1戸2974万円だった。前月比で2.1%上昇した。


 不動産経済研究所(東京・新宿)によると首都圏の新築マンションの平均価格は8月、1戸5685万円となり前年同月比約19%上昇した。


 市場では「手ごろな価格の物件の供給が減り、新築に比べ2~3割安い中古物件を買おうとする層が増えている」(東京カンテイ)という。東京都23区や川崎市、横浜市など中心部にある物件の人気が高い。大阪市や名古屋市でも中心部の物件が人気だ。


 足元では低金利で住宅ローンが借りられることもあり「購入意欲は旺盛」(同)。相続税対策で購入する例もあるという。売り手は今後も中古マンション価格が上昇すると期待しており「(販売時期の先送りが増え)登録物件数は減っている」(アットホーム)。販売件数は前年より少ない。東日本不動産流通機構(東京・千代田)によると、8月の東京都の新規登録件数は6701件と前月比5.5%減った。


 東京カンテイのまとめでも平均価格が高い東京都で登録が減り、首都圏の平均価格は2814万円と前月比0.4%安い。3カ月連続で下落した。


[2014/9/24 日本経済新聞 電子版]

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