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社員寮をシェアハウスに 首都圏で改装・変身広がる

 企業が手放した社員寮や社宅をシェアハウスに転換させる動きが首都圏で広がっている。キッチンなどを入居者が共有する賃貸物件だ。ランニングマシンを置いたり、音楽スタジオを設けたりと共用スペースを充実させ、入居者同士が緩やかなつながりが持てるよう工夫する。設備やサービスを充実させたことで、関心を持つ年齢層も広がっている。


 賃貸住宅運営のオークハウス(東京・渋谷)は相次いで企業の社員寮を改装した大規模なシェアハウスを開業する。9月に東京都昭島市に約180室の物件を、年内に三鷹駅近くに100室規模をオープンする計画だ。


■提携農家が野菜

 この春、社員寮を改装し募集を始めた「コンフォート東小金井」(東京都小金井市)は屋外にフットサルやテニスを楽しめる設備を設けた。企業が社員寮として使っていたときは入居率が3割程度だったというが、現在はほぼ満室状態だ。


 プラン・ドゥ(東京・港)は今春、JR東浦和駅(さいたま市)近くに「プレンディーシェア東浦和」を開業した。印刷会社の社員寮を改装したもので、キッチンや風呂などは共用だが家賃は4万円台後半と周辺のワンルームマンション並み。ランニングマシンを備えたジムスペースや、個人では難しい提携農家から野菜を直送するサービスなどが売り物で、6割程度が埋まった。


 昨年、千葉県浦安市内の企業の寮を改装し、木目調の家具などを入れてシェアハウスとして賃貸したところ、アパレル系の企業が全部屋を借り受けた。社員寮が再び社員寮になった珍しいケースで、現在、4棟のシェアハウスをさらに拡大する考えだ。


 社員寮は各部屋は独立しているが、キッチンや風呂などの共用スペースが広く改装しやすい。こうした設備を生かし、入居者同士が趣味を一緒に楽しめるようにするなど、付加価値を付けたことがシェアハウスが広がる要因のようだ。


 京王電鉄グループのリビタ(東京・渋谷)が昨年12月に開設した「シェアプレイス東神奈川99」(横浜市)は、築50年の企業の家族向け社宅と独身寮を全面改装した。広々とした共用キッチンや菜園などのほか、ロフトやガレージが付いた部屋を設けた。


 豪華設備を売り物にする物件もある。


■音楽スタジオも

 3月にオープンしたJR西船橋駅(千葉県船橋市)に近い「シェアリーフ西船橋」は地下にあったボイラーを撤去し、3室の音楽スタジオを整備した。ヤマハと組み、防音設備やドラム、ギターなどをそろえ、無料で使える。トイレなどは共用だが専門業者が清掃し、家賃は周辺のワンルームより高い。音楽好きの入居希望者が集まり「全85室のうち、7割が埋まっている」(管理会社の第一恒産)という。


 東京急行電鉄は自社のグループ企業の寮を改装し、3月に「スタイリオウィズ上池台」(東京・大田)を開いた。業務用のガスコンロなど本格的な設備を導入し、プロの料理人が料理教室を開くなど「食」をテーマにする。料理人を目指す若者などが入居しているという。


[2014/8/22 日本経済新聞 電子版]

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