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クリエーターたちの挑戦
Hattori Shigeki
服部滋樹さん(空間デザイナー、graf)
衣食住、すべて含む空間をつくりたい
問「grafの家具や雑貨は、どのように生み出されるのでしょう?」
「graf bld.」内ショールーム。空間を区切らず、そのときどきで自由に変える。
 そもそもは、自分たちのライフスタイルに合うモノをつくりたい、というのが出発点でした。建物も家具もコップと同じ、人が生活するための道具にすぎません。のんびりお酒を飲むためにソファが、おいしい野菜を食べるためにフォークがある。だから、とっぴなデザインや装飾は必要ない。用途に忠実に、シンプルにつくれば、その結果として美しいフォルムが生まれます。

 商品を企画するときも、リサーチは一切しません。感覚でキャッチする。graf bld.にはオフィスも工房もあります。素材にじかに触れてひらめいたものを、その場で絵に描き、その場で加工する。できあがったものは、3階のショールームで、つくった僕らが直接お客さんに紹介する。そうでなければ、正しいかたちで伝わらないと思います。
問「graf bld.に、カフェやギャラリーをつくったのは?」
 僕らが手がけるのはいわゆる「インテリア」だけではありません。grafの全体像や奥行きを、このビルの各フロアで体験していただきたいんです。

 4階のカフェでは、「食」からのアプローチを試みています。四季折々の食材を、どう料理し、盛りつけて食卓に並べ、おいしくいただくか。それには当然、モノや空間のデザインもかかわってくるはずです。

 また、生活には絶対にアートが必要だと考えています。ギャラリーはその実践の場。様々なアーティストとのコラボレーションを行っています。

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