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第75回(最終回) 世界に広がる英国式庭園 back number
文・写真:鈴木せつ子(写真家)
 
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自生植物をアレンジした、ニュージーランドのボーダー・ガーデン
 ニュージーランド最大の都市、オークランド郊外には、タタラ・ウォーターズ・ガーデンがあります。ニュージーランド原種のヤシ科、アロエ科、ランなどの珍しい自生植物が植えられたボーダー・ガーデンは、この国ならではのアレンジメントです。

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海岸を遠くに眺めるニュージーランド式風景庭園、小道と海の色が同じという見事なアレンジ
 ご存じのように、かつてニュージーランドはイギリスの植民地でした。現在でも元首はイギリス君主、エリザベス女王です。本国からこの地に渡った人々が祖国のガーデニング・センスと現地の植物でつくった庭、それがニュージーランドやオーストラリアで発展したガーデニングだと言われています。

 今日、イングリッシュ・ガーデンは世界中の人々に愛され、庭づくりのリーダー・シップを取り続けています。イギリス人のガーデニング・センスは、各国の国民性と相まって、地球上のあちこちで大いなる躍進をとげています。また、そうした展開を誰よりも敏感に受け止めて新たなガーデニングを生み出しているのは、発信者であるイギリス人かもしれません。

 「野にあるように」を大切にしたイングリッシュ・ガーデンは、世界の庭へ広がり、交流し続けています。そして、もちろんあなたの大切な庭も例外ではありません。

 さあ、来年の春は庭に何を植えますか? ベランダに何の鉢植えを増やしますか? 植物と一緒の時を楽しむ幸せなガーデニングを続けてくださいね。長い間イングリッシュ・ガーデニングにおつきあいいただき、本当にありがとうございました。
profile
鈴木せつ子さん 鈴木せつ子(すずき・せつこ)
写真家。
1956年、横浜生まれ。 子供の頃を思い出す懐かしい風景に出会ってから、すっかりイングランドにはまっている。コッツウォルド地方をこよなく愛し、四季折々に訪ねる数々の庭園や田園地方への旅は、いつ終わるとも知れない。
ここでは、イギリスの庭園や町中で見つけた、素敵なガーデニングセンスをご紹介する。
著書:「ガーデニング王国花紀行」(日経BP社) 、「ENGLISH ROSES] (成星出版)。
■「鈴木せつ子+HAPPY」のHomePage
 http://www.by-happy.net/
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