1970年代前半から作詞家として活躍する門谷憲二さん。これまで書いた詞は数千曲にのぼります。代表作に、布施明「君は薔薇より美しい」、木の実ナナ「うぬぼれワルツ」、西武ライオンズ応援歌「若き獅子たち」などがあります。ところが4年前、「音楽一筋で、ほかの世界を知らない。実業界とは?」と、ふと起こった好奇心から「実業界探訪」を試み、生活が一変しました。
アルバイトでかかわった会社で、2年弱という短期間で本社の営業統括本部部長に、今春には関連会社の代表取締役へと大躍進したのですが、「50歳を過ぎてから二足のわらじを履こうとは思ってもみなかった展開」と、飄々(ひょうひょう)と語ります。
そんな門谷さんのご自宅を訪ねたのは、師走というのに汗ばむほど暑い日の午後。余分な日差しをバルコニーのシェードが遮り、リビング内は適温。ようやく外の熱気から逃れられ、室内の心地良さも加わって、ほっと一息つけました。
1年前、この新居に引っ越すにあたって「ダンボール36箱分のゴミを出した」という奥様の雅代さん。一方、憲二さんの荷物は、「風呂敷包み1つ分の荷物と、仕事道具のパソコンのみ」。そのため、2LDKの住まいは必要最小限の物だけの、抑制の効いたシンプルな空間になっています。
雅代さんが「彼は音楽家。でも、できればそういった“らしさ”をそぎ落としたいみたい」と、そっと教えくれました。唯一、憲二さんが「これだけはここに飾ると言い張った」のが、玄関に掛けられたジョン・レノン作の絵です。 |
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| 駅から5分。会社から帰宅後、音楽仲間と門谷さん手製の鍋をつつき、飲み合うにも好立地だ |
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| ほっと一息つけるやさしい色使いのリビング |
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| 調度品も最小限にとこだわる門谷さんが唯一飾った、ジョン・レノン作の絵 |
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