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コンパニオンプランツとは?
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文・写真:木原ゆり子

第12回 ホリデー・シーズンを楽しむ寄せ植え

 
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ハナユ、ミツバ、黄菊の寄せ植え

ハナユとミツバと黄菊の寄せ植え
 ハナユ(花柚)は中国原産の果樹です。ユズ(柚子)のように大きくならない低木なので、鉢植えに向いています。ユズの実は1つ130グラム程度あるのに対して、ハナユは50~70グラムと小ぶりです。花にもユズの芳香があり、吸い物などに浮かべて楽しむことができます。

 今年は12月22日が冬至です。日本では、この日に柚子湯に入ったり、冬至カボチャを食べる風習があります。「柚子湯」は寒い季節も健康に過ごせるようにと、浴槽にユズを浮かべて入るお風呂のことですが、一説によれば、冬至は湯治に通じ、柚子は融通に通じるからだといいます。

 新年を迎える玄関には、子孫代々の繁栄を願ってダイダイを飾りますが、ハナユの寄せ植えを置いて和の雰囲気を演出しました。雑煮椀(わん)に使うユズとミツバの組み合わせに、黄色の小菊を添えました。

 長期にわたって栽培する果樹に寄せ植えをする場合は、主役の根を傷めないよう根が浅く日陰でも育つ背丈の低いものを選び、短期間だけに限るとよいでしょう。

 1年間、自然との共生を願って、コンパニオンプランツによるガーデニングの具体例をご紹介してきましたが、植物同士のかかわり、植物と動物のかかわり、さらには地球全体の生き物のネットワークについて、関心を持っていただけたならば、うれしく思います。
 ご愛読ありがとうございました。

クリスマスリースのリサイクル。ヒイラギや赤いリボンを取り除き、小さい凧(たこ)とハナユの一枝をあしらって正月用リースに

栽培のヒント
ハナユ、ミツバ、黄菊の寄せ植え
え付け:
ユズ/苗木を手に入れたとき、ミツバ/秋に苗を手に入れたとき
穫:
ユズ/11月下旬~、ミツバ/11月上旬~
   
入れ:
木を早く大きく育てるには、植え付けてから2~3年間は花つぼみを摘み取って、花に使われる栄養分を木の成長に回すようにするとよい
   
Profile
木原 ゆり子
京都生まれ。立教大学文学部卒。木原生物学研究所勤務を経て、現在は木原記念横浜生命科学振興財団理事。横浜の自宅で庭に来る鳥、虫、リス、タヌキを友に、自身でコンパニオンプランツによる花と野菜の栽培を実践する。著書に、コンパニオンプランツをテーマにした「オーガニック野菜の寄せ植え」がある。

E-mail Yurian-k@nifty.com
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