TOPLiving Style快適リノベLIFE

快適リノベLIFE

老朽化した建物・設備を修繕するリフォームと異なり、リノベーション(リノベ)は自分たちのライフスタイルに合わせて、中古住宅に新たな価値を与える積極的な行為です。スクラップ&ビルドの時代が終わり、中古住宅活用が注目される昨今、リノベーションで納得のわが家を実現した方を紹介します。

005 改造テーマは「1万冊の本の収納」
広々としたリビングダイニングや書斎も実現!

東京都 有馬さん  築35年マンション

左奥がリビング、右手前がダイニングスペース。本の収納スペースを最大限に確保しながらも、角部屋を生かして南と東側から採光をとり、明るく圧迫感のない空間に仕上げた。ダイニングテーブルは以前、福岡の「ザ・コンランショップ」で購入したもの。アルゴランプは今回のリノベーションで天井を高くしたおかげで置けるようになり、ネットで購入。インテリアのアクセントになっている。ダイニングの窓際のデスクは奥さまのスペース(クリックすると拡大します)

LD
せっかくの角部屋なのに、東側に個室が並び、リビングダイニングは細長く、窓がひとつしかないため暗かった(クリックすると拡大します)

リビング→ダイニング→書斎はひとつながりのゆったりとした空間に。そしてその壁面や仕切り壁を本棚に活用して、約6000冊の本の収納を可能にした。これだけ本が並びながら、息苦しさがないのは、本棚と天井の間にすき間を設けて天井面を広く見せたり、本棚のところどころに開口や照明を組み込んで「ヌケ」を工夫したから。また本棚の高さがそろっているのもすっきり見える大きな要因だ(クリックすると拡大します)

リビングの正面の窓のまわりにも本棚を設けたら、出窓のような雰囲気になり、奥行きが感じられるようになった。床材はアメリカンブラックウォールナットの無垢材。本棚は床より軽い色のシナ合板でつくり、重苦しい感じにならないようにした(クリックすると拡大します)

定年退職で東京のマンションへ。2万冊もの本をどうする?

 有馬さんは近代日本史を専門とする歴史学者。大学院卒業まで東京で過ごしましたが、九州の大学に就職。2009年の定年退職まで30年以上、福岡で暮らしていました。定年が決まり、東京に戻ることになって、頭を悩ませたのは「膨大な量の本」だった、と言います。「それまで大学の研究室と自宅に収蔵していた本は約2万冊。仕事柄、むやみに処分してしまうこともできませんし……。それでも段ボール100個以上は減量したんですよ。最終的に残った本は1万数千冊くらいでしょうか?」(ご主人)

 実は有馬さんは、十数年前、ふたりのお子さんが東京の大学に通うようになったのを機に都内にマンションを購入していました。「郊外の新築マンションとどちらにしようかと迷ったのですが、都心に近い利便性が捨てがたく、1970年代に建てられたこの中古物件を選びました」という建物は、ゆったりとした庭とアプローチをもつ低層マンション。都心に位置しながら、静かで緑に恵まれた贅沢な環境です。

 「娘はすでに独立していたので、このマンションをリノベーションして、我々夫婦と息子と住むことにしたのですが、はたして何冊くらいの本を収納できるのか、想像もつきませんでした。それで、とにかく不動産情報サイト『東京R不動産』のリノベーション・サービスに相談のメールを送ったんです」(ご主人)。建築・不動産のプロデュース会社、スピーク(東京・渋谷)が運営する東京R不動産は「不動産のセレクトショップ」を掲げるサイト。リノベーションも積極的に手掛けています。「以前からよく見ていて、やっていることがおもしろい。感覚が合いそうで、我々が意図していることを汲(く)んでくれそう」と感じていました。

 また、有馬さんは福岡で1度古家を改装して「リフォームでかなりいろいろなことができる」という経験を持っていたことも、リノベーションを選んだ伏線になっていました。

関東販売前おすすめ物件特集

関西販売前おすすめ物件特集

おすすめ情報(PR)