TOPLiving Style快適リノベLIFE

快適リノベLIFE

老朽化した建物・設備を修繕するリフォームと異なり、リノベーション(リノベ)は自分たちのライフスタイルに合わせて、中古住宅に新たな価値を与える積極的な行為です。スクラップ&ビルドの時代が終わり、中古住宅活用が注目される昨今、リノベーションで納得のわが家を実現した方を紹介します。

009 車を手放し、車庫を趣味のギャラリーに。
カフェを開き、定年後の生活を楽しむ構想も

東京都 Aさん宅 築約38年一戸建て

駐車場だった場所を、玄関を兼ねたギャラリースペースにリノベーション。床はモルタルの土間、端に那智黒石(なちくろいし)を敷きこんでいる。壁は火山灰シラスが原料の左官壁。既存のアルミサッシの窓を隠すため、Aさんが持っていた障子を取り付け、その前には木のカウンターを設置。陶器の展示コーナーとし、その下部は靴収納として使用している(クリックすると拡大します)

ギャラリー
居住空間全体の中で大きな割合を占めていた約9畳分の車庫スペース。車を手放してからリノベ工事が始まるまでは、物置と化していた(クリックすると拡大します)

玄関を入ったところからギャラリーを見ると、もともと車庫だったとは思えない素敵な和の空間が広がる。向かって左側、壁面の木製格子は、既存のトイレの窓を隠すために設置。正面奧の引き戸は、友人宅から譲り受けた古い建具を再利用したもの(クリックすると拡大します)

外観
もともと二世帯住宅だったAさん宅。建物の正面、向かって左側が2階のAさん宅への玄関ドア。リフォーム当時は使用しておらず、閉鎖していた。中央にメインの玄関引き戸、さらにその隣に車庫があった(クリックすると拡大します)

車庫だったところをギャラリー兼玄関に。両引き分けの木製玄関ドアと、窓格子を設け、木の温かみが感じられる外観デザインにした(クリックすると拡大します)

ギャラリー奥の次の間。以前は4畳半の和室だったが、現在はサワラの板張り床に。イギリス製アンティーク家具や絵画を飾り、ギャラリースペースに奥行き感を演出(クリックすると拡大します)

ご主人こだわりの
リノベーション

 Aさんのお宅は、都心の下町風情漂うエリアに建つ築38年の一戸建て。もともと下宿家のような造りだった家を、昭和52年に簡単に改装し、1階を奥さまのご両親、2階をAさん一家(夫婦と子供3人)で使ってきました。そしてご両親が亡くなられた後、「このままでは使いにくいから」とリノベーションして住み継ぐことにしました。

「新たに建て替えると、建築法の関係で、もとの家よりかなり狭くなってしまうので、リノベーションを選択しました。3人の子供たちも遠からず独立していくでしょうから、今後は自分が趣味を楽しみながら、快適に暮らせる住まいにしたいと思いました。」とご主人。

 ご主人は衣食住、身のまわりのすべてのものにこだわりがあり、陶器や絵画、家具、洋服や靴などをたくさん持っています。「リノベーションしたら、こういうものをきちんと収納しつつ、陶器や絵画は季節ごとに選んでさりげなく飾って、好きなものに囲まれて暮らせればいいな」と。だから奥さまも今回のリノベーションは思い入れの深いご主人に、ほとんどおまかせでした。

 設計は建築家の鈴木久子さんに依頼。「私は古い家に使われている建具や欄間などが好きで、リノベーションするときには生かしたいと思って、少しずつ集めていました。もともとは鈴木さんのご主人と知り合いで、久子さんが古い素材を生かして、命を吹き込むような建築を手がけておられるのを知っていました。それに家に対する考え方に共通するところが多々あったので、迷わず鈴木さんにお願いしました」(ご主人)

 古い建具を使うといっても、Aさんは古民家風の家を望んでいたわけではありません。「モダンな空間の中にアクセント的に使いたい」。そのあたりの微妙なバランスを、鈴木さんならわかってもらえる、と感じたのも、頼みたいと思った理由でした。

関東販売前おすすめ物件特集

関西販売前おすすめ物件特集

おすすめ情報(PR)