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老朽化した建物・設備を修繕するリフォームと異なり、リノベーション(リノベ)は自分たちのライフスタイルに合わせて、中古住宅に新たな価値を与える積極的な行為です。スクラップ&ビルドの時代が終わり、中古住宅活用が注目される昨今、リノベーションで納得のわが家を実現した方を紹介します。

009 築80年の家を光を風を感じる住まいに。
退職後も考えたシニアリノベーション

東京都 三澤さん 築約80年木造+鉄骨造一戸建て

2階に誕生したダイナミックなLDK。リノベーションで広さを確保しただけでなく、屋根と天井を上げ(3.6メートル)、ハイサイドライト(高窓)をふんだんに設けたので、日がさんさんと入り明るく、風がよく抜けるようになった。ソファに座ると空が見え、夜は月や星を鑑賞できる。まさに「空を感じる光と風の家」だ。奥の階段はテラスへと続く(クリックすると拡大します)

外観
ふたつの建物がくっ付いたような形の家で、手前が木造、奥が鉄骨造のつくり。木造部分に東向きの玄関があった(クリックすると拡大します)

玄関を家の中央に移動。手前の木造部分の屋根を高く、フラットにした。外壁の仕上げは(左から)ジョリパットの吹き付け、焦げ茶色のガルバリウム鋼板、サイディングの張り付けで表情をつけた(クリックすると拡大します)

戦前に建てられた、
築80年の家

 ともに公務員として働いていた三澤さんご夫婦は、約30年前、職場近くの賃貸マンションで結婚生活をスタート。お子さんがふたり生まれ、親子4人で暮らしていましたが、長女の小学校入学を機にご主人の実家に戻り、ご両親と同居を始めます。今回のリノベーションの舞台はこのご主人の実家なのですが、なんと戦前に建てられた家でした。

「この家は昭和の初めに建てられた木造住宅。当初はうちとは関係ないほかの家族が住んでいましたが、戦後、家を焼かれて住むところに困った両親がこの家の南半分を借りて住むことになりました。それがこの家との関わり始めです」と、ご主人。そしてご主人もこの家で生まれ、育ちました。「父は歯科医だったのですが、昭和40年代に残りの半分を買い取って、鉄骨の家に建て替えました。その一部を歯科医院の治療室にしていたんです。だから、今、この家は半分木造、半分鉄骨造なんです」(ご主人)

 同居を始めて間もなくお父さまが亡くなり、お母さまと5人の生活。古い家に少しずつ手を加えながら、住み続けていましたが、ご夫婦の間では「60歳でふたりが退職したら、その後の人生を楽しく、快適に暮らせる家に直そう」と話し合っていました。「もちろん建て替えも考えましたが、今の建築法では、うちは防火地域に入ってしまい、建て替えると、鉄筋コンクリート造のような耐火建築物で、しかも3階建て相当の高さ以上の建物にしなくてはならない。とてつもない建築費になります。退職後に大きな借金は背負いたくないので、リノベーションで一新させよう、と決めたんです」(ご主人)

LDK
【写真上】寝室として使っていた8.6畳の和室、窓が半分、荷物でふさがり、暗く、風が抜けなかった(クリックすると拡大します)

【写真下】約9畳のダイニングキッチン。小さなキッチンユニットが置かれているだけで、収納も調理スペースも十分でなかった(クリックすると拡大します)

今まで寝室として使っていた和室、ダイニングキッチン、子供部屋、廊下を取り込んだ約20畳のワンルームLDK。床はチークの無垢材を採用。ナチュラルな素材感がやすらぎを与え、足触りも温かみがあってやさしい。壁は珪藻土の左官仕上げに。調湿性にすぐれ、室内はいつもカラリとさわやかだそう。左側の大きなハイサイドライトからはデラスが見え、ご主人が丹念に育てた花々も望める(クリックすると拡大します)

奥さま念願の広い調理スペースがあるコの字型キッチンは造作で実現。面材はタモ材。ステンレスはプレーナー加工をして薄くし、隅々まできれいに処理した。ガスコンロは火力が強い「ハーマン」製の業務用コンロをセレクト(クリックすると拡大します)

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