TOPLiving Style快適リノベLIFE

快適リノベLIFE

老朽化した建物・設備を修繕するリフォームと異なり、リノベーション(リノベ)は自分たちのライフスタイルに合わせて、中古住宅に新たな価値を与える積極的な行為です。スクラップ&ビルドの時代が終わり、中古住宅活用が注目される昨今、リノベーションで納得のわが家を実現した方を紹介します。

033 フィギュアなど膨大なコレクションを
飾りながら機能的に収納できる住まい

千葉県 Yさん 築15年鉄筋コンクリート造

居住空間のほぼ中央に設けられたご主人の書斎(趣味室)。写真正面のアクリル製の引き出しは、中野や秋葉原にあるフィギュア専門店のディスプレーからヒントを得たアイデア。引き出しの大きさがすべて均一なので上下左右に入れ替えが自在。左サイドの棚は奥行きわずか10センチメートルだが、フィギュアを箱とともに飾れる(写真をクリックすると拡大します)

プランニングはモノの体積を計ることからスタート

 ご主人が子供の頃から集めたたくさんのフィギュア、ゲーム類、雑誌や書籍のほか、ご夫婦の衣類も多いというYさん宅。リノベーションを前提に床面積86.10平方メートルのマンションを購入。ご主人のコレクションを飾るスペースを設けるとともに、たくさんのモノを機能的に収納することが、今回のリノベーションの大きなテーマとなりました。

書斎
ダイニングから廊下ごしに寝室をみたところ。もともと4LDKの間取りで、部屋は細かく仕切られていた(写真をクリックすると拡大します)

廊下側から書斎の棚を見たところ。アクリルの引き出しはディスプレー用、木の引き出しはコレクションを分類して収納するためのもの。LDKから浴室・洗面室・トイレをつなぐ廊下を通るたびに、大好きなコレクションを眺めることができる(写真をクリックすると拡大します)

ダイ二ングキッチン
リビングダイニングからキッチンを見たところ。キッチンに窓はなく、狭い独立タイプだった(写真をクリックすると拡大します)

ざっくりした印象のダイニングキッチンは、ベランダに面した窓からの光がふんだんに降り注ぎ、明るい印象。キッチンはリビングの雰囲気と融けあうよう建築家の土井さんがデザインしてオーダーメイド。ダイニングテーブル上の照明器具は「H.P.DECO」で販売する「森のシャンデリア」という作品。この照明器具からインスピレーションを得て、LDK全体のインテリアをコーディネートした(写真をクリックすると拡大します)

ダイニングの食器棚は、ご主人の書斎の壁も兼ねている。「奥行きがありすぎると奥の食器が取り出しにくいので、あまり深くない収納にしてもらいました」(奥さま)。市販の小引き出しを組み込むことを前提に棚を制作してもらい、薬や文房具など細々したものを整理収納(写真をクリックすると拡大します)

 Yさんが以前に暮らしていたのは2LDKの賃貸のマンション。ダイニングキッチンとリビングが分かれていて、リビングにはご主人のコレクションがぎっしり。飾るだけでなく、押入れにも収納していました。「奥行き80センチメートルほどのプラスチックケース9個に、きちんとジャンル分けして、押入れに収納していたのですが、取り出すこともままならず、日の目を見ることのないものも多数ありました」(ご主人)

 子供も大きくなって手狭になってきたこともあり、家探しに着手。最寄りの駅から徒歩圏内であること、そして約90平方メートルの広さを目処に探し、築15年のこのマンションを購入しました。「同じ予算なら新築マンションを買ってそのまま住むより、中古マンションを購入してリノベーションしたほうが、自分たちの好きな住まいができる。そんな思いから中古+リノベという手法を選択。スケルトンリフォームをするつもりだったので、間取りなどは気にせず、リノベーションで変えることのできない占有面積とロケーションを優先して決定。この部屋は角部屋で、三方に視界の抜けがあり、筑波山や手賀沼などが見え、見晴らしがよいのが気に入りました」(ご主人)。マンションなのに一戸建てのように玄関ポーチがあり、勝手口があるのも、気に入ったポイントでした。

 設計はスープ・デザイン一級建築士事務所(東京・渋谷)の土井伸朗(のぶあき)さんに依頼。「雑誌などを見て気になる建築家の人もいましたが、友人を通して知り合った土井さんにお願いすることに。土井さんが設計した友人の家を見ていたので、仕事のクオリティーもわかったし、信頼できそうだった。年齢的にも近くて話がしやすい。雑誌で見た先生だと、話をちゃんと聞いてもらえるかどうか不安だったので……」(ご主人)。土井さんにはマンションの購入を決めてから、現場を見てもらいました。「購入前に相談しておけば、安心だし、ひとりで悩むこともない。今思えばもったいなかったと思います」(ご主人)

 こうしてスタートした家づくりは、まず持ちモノの体積を把握することからスタート。コレクションは「任天堂」のゲームに関するグッズ、水木しげるの妖怪フィギュア、「キンダーサプライズ」というお菓子のノベルティグッズ……。小さくて、いろいろなカタチのものがたくさんあります。CDも1500枚くらいお持ちで、奥さまがもともとアパレルにお勤めだったということもあり、洋服もたくさん。「それらを眺めているうちに、収納機能を持たせた壁で、部屋を区切っていくというアイデアが浮かびました」(土井さん)

木をふんだんに使ったリビングルーム。床は床暖房対応のチーク材寄木フローリング、壁はグレーの塗装仕上げ。収納家具兼用の壁はシナ合板。オイルステインで塗装し、クリアラッカーで仕上げている。「このオイルステインの色と彩度を決めるのは、とても難しかった! 塗った直後は一瞬、色選びに失敗したと思ったけど、乾いて落ちついたらいい色になってホッとしました」とご主人(写真をクリックすると拡大します)

関東販売前おすすめ物件特集

関西販売前おすすめ物件特集

おすすめ情報(PR)