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老朽化した建物・設備を修繕するリフォームと異なり、リノベーション(リノベ)は自分たちのライフスタイルに合わせて、中古住宅に新たな価値を与える積極的な行為です。スクラップ&ビルドの時代が終わり、中古住宅活用が注目される昨今、リノベーションで納得のわが家を実現した方を紹介します。

039 とことん話し合えたから成功した、
築28年、一戸建てのリノベーション

東京都 長谷さん 築28年木造在来工法

2階LDKは家の幅の端から端までを使い、約14畳の広さを確保。天井高を既存より1センチ上げ、窓ガラスの大きなサッシを使用することで開放感をアップ。白を基調とした空間にワインレッドをアクセントカラーとした(写真をクリックすると拡大します)

着工直前に契約破棄。新たなリフォーム会社に依頼

 築28年ということもあり、老朽化が進み、すき間風が入るようになっていた。全体的に収納が少なくて片付かない。「家にいたくないので、休みの日はいつも家族で外出していました。そんな日々に終止符をうち、心地良い空間で落ちついて暮らすために大々的なリノベーションに踏み切りました」と語る長谷さん夫妻。この家はご主人が10歳から23歳までを暮らした実家。社会人になってからは実家から独立していましたが、ご両親が別の家に移り住むことになり、入れ替わりで長谷さん夫妻が住むことに。そのまま10年間住んだ後の決断でした。

 建て売り住宅に魅力を感じないので、どこかに移り住むという選択はありませんでした。新しく建て替えるという案もありましたが、現在の建築基準法では、建て替えると今より小さな家になってしまう。この地域は3階建ての建築が不可。地下室をつくろうとしても、すぐ近くに川が流れているので湿気の問題から難しい。上にも下にも伸ばすことができない状況のなかで、現在のスペースを維持しながら、快適な住環境を実現するにはリノベーションという方法をとるしかありませんでした」(ご主人)

 

リビングルーム
1階にあったリビングダイニング。収納が少なく、カラーボックスなどを簡易に置き、いつも雑然としていた(写真をクリックすると拡大します)
リビング

サクラ材のフローリングに白い壁と天井でナチュラルモダンなリビング。ダイニングテーブルはエクステンションタイプ(伸縮式)を選び、両親が遊びに来た時にもゆったり食事が楽しめる(写真をクリックすると拡大します)

 

 

(左)2階、リビングの一角となる階段まわり。木のフレームにアイアンのサークル、タイルの壁をコーディネートして、おしゃれなコーナーを演出(写真をクリックすると拡大します) (右)空間にシャープな印象を与えるスリット型の窓を多用。斜めに開口することができ、風も通せる。光を取り入れながら、壁も多く残せるので、耐震強度の確保の一助にも(写真をクリックすると拡大します)

 

 

(左)バーチカルブラインド(縦型ブラインド)は、白地をベースにアクセントカラーとしてワインレッドをプラス。どこに色を入れるかは、ブラインドメーカー「ニチベイ」のホームページからダウンロードできるアプリケーション「ウィンドウシュミレーター」でシュミレーションしてオーダーした(写真をクリックすると拡大します)
(右)照明は天井埋め込め式のダウンライトに統一してスッキリ。4つのダウンライトを近距離に配置することで、シーリングライトと同じ効果をねらった(写真をクリックすると拡大します)

 「この家は父が建ててくれた家ですし、この緑豊かな環境は母もとても愛していました。私たちがここに住み続けることで親へ感謝の気持ちが表現できると同時に、自分たちのライフスタイルも思う存分反映させることが出来るとの思いもありました。」(ご主人)

 そんな長谷さんが最初にプランニングを依頼したのは、ある大手のリフォーム会社。2013年の2~6月にかけて打ち合わせを進めましたが、徐々に不信感がつのっていきました。「こちらからお願いしたことに関しては一応こたえてくれるのですが、先方からプラスアルファの提案というものがまったくないのです。キッチンや内装なんかも『これとこれがありますが、どっちを選びますか?』という具合。着工するまでの打ち合わせ回数も1戸に対して6回くらいと決められているような感じで……。『お宅とはかなり細かく打ち合わせをしている方です』といったことも言われました。こちらは家族のためにああしたい、こうしたいと考え、この家に一生住むつもりで取り組んでいるのに、たった5~6回の打ち合わせで、すべて決めるなんて無謀!と思いましたね」(ご主人)

 いつしか楽しいはずの住まい設計が、苦痛とあきらめに変わっていき、それでもプランニングは進んでいったのですが、着工まであと1~2週間というとき、長谷さんはこのリノベーションを白紙に戻すことを決断します。その引き金になったのは、棟梁と打ち合わせする日を決めたにもかかわらず、直前になって日時の変更を求められたことでした。今までも打ち合わせの時間に遅れて来たり、約束の時間に出向いても待たされたり、打ち合わせ中に、他のお客さんに電話をして、話を中断されることがよくあったそうです。

 「私は自営で生命保険の代理店の仕事をしているのですが、仕事を介して知り合ったお客さまとは一生のお付き合いになると思って相対しています。だからリフォーム会社の担当者とも一生の付き合いになるだろうと思ってやりとりをしてきたけど、それは難しいなって感じました。だから申しわけないけど、この件はすべて白紙にして欲しいと、キャンセルしたのです」(ご主人)

 そんないきさつがあり、別のリノベーションの会社を探している時、エムズデザインのホームページで知人のリフォーム体験記を発見。その知人にすぐに電話して「エムズデザインって、どんな業者さんでしたか?」と問い合わせました。知人の答えは「社長の林さんは、すごくいい人だよ。ちょっとていねい過ぎるけどね(笑)。話だけでも聞きにいってみれば」でした。長谷さん夫妻はすぐエムズデザイン(埼玉県所沢市)に電話をして伺い、今抱えている思いや不安を聞いてもらいました。

 「その時の長谷さんは、リフォーム業界全体の体質に疑問をもっていらっしゃるようで、悩みが深かったですね。とにかく話を聞くことに専念しました」(エムズデザイン代表 林正晃さん)「林さんが『長谷さん。家をつくるときは、本来、楽しくて、ワクワクドキドキするものです。その感覚をぜひ長谷さんにも味わって欲しい』と言われました。この言葉で、心が動き、この会社なら大丈夫かもと思いました」(ご主人)

 

階段まわりの壁面を利用して造り付けた電話台。上部の棚はモデムを納めるために、あらかじめ壁内に配線を施し設置。「モデムの配線は、線の固さがそれぞれ違うので、きれいに納めるのが難しいです。うちは棚の中に隠せるので、電話台まわりがスッキリしました」(ご主人)(写真をクリックすると拡大します)

 

 

キッチン
リビングダイニングの横に、入り込んだようにレイアウトされたキッチン(写真をクリックすると拡大します)
キッチン

キッチンはステンレス扉でありながら豊富なカラーバリエーションの「クリナップ」の「クリンレディ」を使用。奥さまがショールームでボルドーカラー(ワインレッド)の扉に一目ぼれして選んだ(写真をクリックすると拡大します)

吊り戸棚の下に取り付けた「アイエリアボックス」。手の届く位置に調味料などを収納し、必要なときだけ棚を引き下ろし、サッと使うことができる。視線の高さに棚があるので、使いやすい(写真をクリックすると拡大します)

デッドスペースになりがちなキッチンの台輪部分も引き出しになっている「フロアコンテナ」。ストック食品や使用頻度の低い調理道具などを収納(写真をクリックすると拡大します)

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