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老朽化した建物・設備を修繕するリフォームと異なり、リノベーション(リノベ)は自分たちのライフスタイルに合わせて、中古住宅に新たな価値を与える積極的な行為です。スクラップ&ビルドの時代が終わり、中古住宅活用が注目される昨今、リノベーションで納得のわが家を実現した方を紹介します。

040 築35年の家を雰囲気ある店舗併用住宅に。
焙煎コーヒー豆を販売するお店を開業

神奈川県 石田さん 築35年木造在来工法

玄関を入ってすぐのところに新たに誕生した店舗スペース。コーヒー豆の陳列棚、焙煎機を置いたカウンターなどはオリジナルデザイン。ディスプレーを兼ねて、焙煎機は入り口から見やすい位置に設置した。からし色や茶色など、渋めの色のタイル(平田タイル)を張った壁面がアクセントに(写真をクリックすると拡大します)

5社のプランを比較検討

 今回は築35年の亡きご両親の家をリノベーションして、店舗併用住宅にしたケースです。もともとコーヒーがお好きな石田さんご夫妻。ご主人は自営で映像を編集する仕事をなさっていますが、60歳を間近にして、コーヒー豆を焙煎して販売する仕事を始めようと思い立ちました。

 「最初は空き家になっていた両親の家に焙煎機を置き、たまに来て、空き家に風を通しがてら、豆を焙煎して、自宅のマンションに帰るというようなことをしばらくしていました。焙煎した豆はインターネットで販売していましたが、だんだん、専門店としてカタチにしたいと思うようになりました」とご主人。現在の仕事を引退した後を見据えて、夫婦でできる仕事をと考えてのことでした。ただ、シニアで始める商売なので、リスクは最小限におさえたいところ。「家賃や人件費などの固定費をかけずに、在庫負担もなるべく小さく、夫婦ふたり、マイペースで息の長い商売がしたい」との思いから、ご両親の家の一部に店舗を設け、自分たちもそこに住むことにしました。

(左)店舗部分の外壁は南米のコーヒー農園をイメージしたアースカラーに塗装。大きな窓を配し、外から店内の雰囲気が見えるように。閉鎖的だった門扉をなくし、抜け感のあるアイアンの手すりを採用するなど、お客さまが店舗に入りやすくなるよう工夫した(写真をクリックすると拡大します)
(右)白く塗装した窓枠に合わせて既存の玄関ドアも白く塗装。軒下のシーリングライト(キチラー)は、レトロな雰囲気に合わせてアメリカから取り寄せた逸品(写真をクリックすると拡大します)

キッチン
以前はダイニングテーブルに焙煎機を置き、キッチンで作業をしていた。
焙煎コーナー

レンガタイル(アベルコ)を天板に張った造作の焙煎カウンター。1台40キログラム以上ある焙煎機を2台置いて、同時に動かせるよう、頑丈かつ使い勝手をよくした(写真をクリックすると拡大します)

 

 「コーヒー豆は注文を受けてから焙煎します。焙煎に要する時間は15分程度。その間、お客さまをお待たせするので、試飲コーナーも設けたいと思いました。ある程度大がかりなリノベーションとなりましたが、初期投資のようなものですね」(ご主人)

 リノベーションをどこに依頼するか探すときには、インターネットで検索するとともに、雑誌も参考に。その雑誌のなかに、業者を決めるときは「5社くらいに声をかけて比較検討したほうがよい」と書いてあり、石田さんはその通りに。

(1) コーヒー豆を焙煎して販売するショップをつくる
(2) 夫婦2人が住む住宅としての機能を備える
(3) 予算は500万円くらい

 まずはこのくらいのザックリした条件で5社にプランを提案してもらいました。

 「出されたプランはそれぞれの違いが出て、興味深かったですね。でも私も仕事を抱えながらですから、5社にそれぞれ対応するのはけっこう大変でした。後で考えれば3社くらいに絞り込んでもよかったかなと思います」(ご主人)。そして5社のプランのなかできらりと光ったのが「 LOHAS studio」( ロハススタジオ、さいたま市)。

 「造り付け家具、照明、小物に至るまで提案があり、デザイン性が高く、珪藻土や無垢材を使うなど素材へのこだわりもあり、リノベーションの可能性を感じさせてくれるものでした。図面だけでなく具体的な写真も添付されていて、イメージしやすかったですね。それでまず妻がすごく気に入りました。このあたりは住宅地です。彼女が気に入るということは、この周辺の奥さま方にも受け入れてもらいやすいかなと思い、私も賛同。依頼することに決めました」(ご主人)

コーヒー豆はお客さまのオーダーを受けてからご主人が焙煎。1回に焙煎する分量の生豆を用意(写真をクリックすると拡大します)

豆の種類によって浅煎り、深入りを調節。焙煎機の熱をあげるタイミング、ダンパーを開けるタイミングなど、集中力が必要(写真をクリックすると拡大します)

約15分で焙煎が完了し、香り高いコーヒー豆が完成(クリックすると拡大します)

 

石田さん厳選のコーヒー豆を約20種類棚に陳列。1種類ずつ、猫瓶(横向きのガラス瓶)に1回焙煎する分量を入れて並べている(写真をクリックすると拡大します)

店舗部分の床は、アメリカの古材(ギャラップ)、土間との段差部分には枕木を使用。またコーヒー豆の陳列棚には皮を鋲打ちしたり、レトロな雰囲気のタイル(名古屋モザイク)を使用してデザイン。時を経て味わいを深めるテイストに(写真をクリックすると拡大します)

ショップ内

試飲コーナーから玄関を見たところ。コーヒー豆の陳列棚を斜めにレイアウトしたのは、お客さんの立ち位置との距離を確保して、見やすく、選びやすくするため(写真をクリックすると拡大します)

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