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素敵な暮らしのつくり方

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17.自宅・スタジオ・料理教室とフレキシブルに変化する家

家具はシンプルなデザインのものばかり。同系色でまとめた空間は、すっきりした中にも素朴な温かみが感じられる

「小さいころから写真のきれいな洋書が好きでした。本の中の料理やインテリアの世界観にあこがれたことが、結果的に今の仕事につながっているかもしれません」

キッチンの上下の棚にはお鍋や食器類がぎっしり。それでも「置けるのはごくわずかですね。使用頻度によって収納場所を使い分けています」

小さなものは、籐(とう)のかごにまとめてしまう。雑然としがちなキッチンツールも、色味を合わせるとまとまって見える

すぐに片付けられる部屋

 春になると、駅まで続く遊歩道の桜が美しい。「駅までは少し距離がありますけれど、この場所はとても気に入っています。近くには大きなスーパーが2つもありますし、仕事柄、とても助かっています」。

 料理研究家の荒木典子さんにとって、いつでも食材が手に入る環境は好都合。自宅で料理の撮影をすることもあるため、食材が足りなくなったり、急に予定外のものが必要になったりしたときに、走って買いに行けるのはとても便利なのだとか。

 都心に近い住宅街。荒木さんが今の住まいに出合ったのは、6年前のこと。「この一帯の物件は、不動産屋さんより詳しいのではないかと思うくらい見て歩きましたね。でも、ぴったりの物件はなかなか見つけられなくて。今の住まいも、候補の中から消去法で選んだものだったんです」。

 ところが、実際に住んでみると、部屋の魅力を次々に発見。「まず、日差しですね。日中はリビングがすごく明るくなるんです。ポカポカ暖かくて、冬でも暖房が要らないくらい」。

 そして、もう一つは収納の多さ。「調理器具や食器、クロス類など、とにかく持ち物が多いんです。自分の洋服や生活用品も含め、いろいろなものがすっきり収められる収納スペースがあるのはありがたいですね。収納する場所があれば、その分部屋を広く使えますから」。

 というのも、荒木さんの住まいは、暮らす場所であると同時に、時には料理の撮影スタジオに、時には料理教室にと、多目的に利用されることがあるため。「スペースを有効に使うために、できるだけ余分なものは置かないようにしていますね。必要があればすぐに用意できる、そしてすぐに片付けられる。臨機応変に対応できる工夫をしています」。

 料理撮影の現場を数多く経験してきたからこその気配りと機能性、また、自身の生活の場としてのゆとりや安らぎ。荒木さんの住まいは、ニーズに合わせてさまざまに表情を変えていきます。

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