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素敵な暮らしのつくり方

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19.天然木の優しさに包まれてともに呼吸し、ともに育つ家

ガルバリウム鋼板に囲まれたスタイリッシュな外観。「息子の友だちには、秘密基地みたいっていわれます。中に入って、屋外の雰囲気とのギャップにも驚くみたいです」。

玄関に一歩足を踏み入れると、木の香りがふんわりと身を包み込む。まるで森の中を歩いているような清々(すがすが)しい気分になる

2階建て+ロフトの木造住宅。2階のリビングから屋根まで一気に吹き抜ける開放感が心地良い。ロフトからも、ぐるりと階下が見渡せる

ご両親のために特別注文した畳ベッド。家を建てるに当たって絵美子さんがこだわったものの一つ。「夏場は、よく子どもたちが上で寝転んでいます。気持ちいいんですよね」

志で選んだ設計事務所

 都内の住宅街に住む陶山絵美子さんのお宅は、メタリックな外観がとても印象的。ところが、ドアを開けると雰囲気は一転、木と和紙に包まれた、優しさと温もりのある空間に出迎えられます。

 「建てて1年以上たちますが、いまだに遊びに来た友人たちは『木の香りがするね』っていいますね。住んでいるとだんだん気づかなくなってしまうのですけれど」と、絵美子さん。

 ご主人と3人の息子さん、絵美子さんのご両親の7人家族。2世帯住宅を建てる際、陶山さんご家族が選んだのは、自然の素材と工法にこだわった家でした。

 「いまから10年ほど前、私の販売している自然化粧品のメーカーが開催した講演会で、建築家の相根(さがね)昭典さんのお話をうかがったことが、家づくりのコーディネートを『天然住宅』さんに依頼するきっかけになりました」

 一般社団法人「天然住宅」は、相根さんが代表を務める、人に優しく、環境に優しい家づくりに取り組む団体。住み手と、材料を生み出す山林と、つくり出す人たちと、そして環境と、それぞれが手を結び、共生することを目指し、活動を続けています。

 「私の扱っている化粧品も、『100%脱石油』の製品作りをしており、植物系の自然素材を使用して、使われる原料や産地、製造工程にまでこだわっているものです。相根さんのお話を聞き、住まいも同じなのだと強く感じました。『いつか家を建てるなら、こんな家にしたい』という思いを、ずっと心に温めてきたんです」

 一昨年、2世帯住宅を建てると決まったとき、ご家族に「天然住宅さんで家を建てたい」と相談。お母さんと妹さんの後押しを受け、自然素材の家づくりは現実に向かって動き出したのです。

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